第5話

水晶宮にて
60
2020/05/10 15:27
彩
お菊様、今日はとてもいいお天気でございますね。
菊
そうね、彩。
風が少しあって心地良いわ。
こういう時に身体を動かせれたらいいのだけれど。
彩
仕方がないですね。
お菊様は赤子のときから身体が弱かったものですから。
菊
ええ、十九年もこの体で過ごしているから慣れているはずなのに…
彩
そうですね。
…そろそろ戻りましょう。
菊
そうね。
居間に戻る
菊
お母様、只今戻りました。
菊の母
お帰りなさい。庭はどうだったかしら。
菊
相変わらず美しい庭園で、お天気も良かったです。
菊の母
喜んでもらえたみたいで良かったわ。
あなたには自分の好きなことをさせてあげられる身体に産んでやれなかったからね。
菊
気にしておりませんわ。
この身体だからこそ出来ることもありましたから。
菊の母
私ももう長くはないから、全て自分で出来るようになりなさいね。
菊
そんな悲しいことは言わないでくださいお母様。私はずっとお母様と一緒に生きてゆきたいですわ。
菊の母
優しい娘を持って幸せだわ。
もう少しの間よろしくね。
菊
どこまででも添い続けます。(*^^*)
それでは失礼します。
菊の母
ええ、下がりなさい。(^^)
菊の部屋へと歩く
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りんごあめ
りんごあめ
1話を少し短くしていきます💦
毎日投稿してると疲れますn((殴殴
頑張りますね!
おつりんご!

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