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第107話

神様刈りが始まりました。(戦闘編2)
赤ずきんが神を右手でむんずと掴み、僕はそれに続いてこの魔法陣から二mほど離れたところにおいていた人形を取りに行く。

多分赤ずきんは後でレーナに怒られるだろうな。僕が治したからいいものの。美女を遠慮もなくあんなに殴りまくるのは人としてどうかと思うよ、僕は。

後で協力してくれた人たちに謝礼の品贈らないとな。あ〜総額幾らになるやら。皇女で良かった。

魔法陣はそこそこでかいので小柄でひ弱()な僕には到底横断して赤ずきんのところまで行く脚力などない。全力で走ってもきっと間に合わないので全力で人形をぶん投げ、丁度赤ずきんの真ん前に着地させる。さすが僕。

赤ずきんは自分の目の前に滑ってきた人形をドン引いたような眼差しで見遣るが、すぐに左足で首のあたりを蹴り上げて左手で頭を鷲掴む。

そのまま逃げようと奮闘する神を人形の中にぶち込み、何かよくわからない紐を巻いてよく通る声で聞き取れぬ呪文を囁きかける。すると人形に巻かれた紐が一瞬緩み、現れたチョコレートみたいな色をしたシリコン製(のように見える)リボンに絡まりながら人形の中にリボンもろとも溶け込んでいく。人形の肌には薄っすらと紐の跡が見て取れた。

転生神はどっかりとその場に座り込み、再び灰一色に染まった魔法陣を安定させている。多分作戦を聞かされていないときの僕ならば「何座り込んでサボってんだバカヤロウ」と立場も気にせず罵倒していただろう。実際転生神がいなければこの作戦は成立していないので文句を言えることもないが。これが彼(彼女?)の仕事なのだから、僕は邪魔をせずに遠目で見守っておこう。

僕は再びレーナのもとに戻り、服にも簡単な修復魔法をかけてあられもない格好をもとの美しい絹糸に戻し変えていく。修復魔法に効能さえも元に戻す機能はないので、きっとこれからこの服はただの美しい着物扱いされることだろう。

あいつ自分で「この服はウン千年前の貴重な〜」とか宣ってたくせに遠慮なさすぎるだろ。さてはこの服結構チープな…いやそれはないか、僕の情報網を持ってして同じものが見つからなかったし。ほんとにマジで国宝級の着物だったんじゃん…もったいな。

レーナは魔法陣から出すわけにいかないので簡単な保護魔法をかけて僕は再度人形を取りに行く。なにせあと二体残っているもので。なんだっけ、今捕まえた神は主神だったよな。

レーナの出番はここで終わり、あとはゆっくり眠ってもらうとしよう。つくづく僕はなんてこんなことに巻き込まれてんだか。ともかくこれで向こうとの縁は繋がれた、あとはゆっくりとフルコースの残りを味わってもらうだけだ。

「オーネ!早く次の人形もってこい!」
「いちいち人使い荒れぇんだよてめぇは!少しくらい待てや今行くからァ!!!」

先ほどと同じような工程を十ほど繰り返し、縄の跡が増えていく人形を乱雑に放り投げて赤ずきんは声を荒らげる。こっちもいたわれやゴルァ。いやまあ僕が原因だし付き合ってもらってる身で負い目もありますけどね?????

まるで小間使いのように魔法陣の外へと走り、一気に二体持って赤ずきんのもとへぶん投げる。ぶん投げたときにキラリと光る彼の汗が少し見えて、あいつの汗なんて始めてみたなと聖母のような気持ちで「あらまぁ」と呟いた。
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今日ちょっと短いけどお許しください。きりが良かったんです…きりが…

てか全くと言っていいほどこれ終わりませんね????どうなってるんでしょうか単に私が遅筆過ぎただけなのか

多分あと数話で終わります。

どうかのんびりまったりじっくりじっとり片手間程度にお楽しみください私が飛び跳ねて喜びます。