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第108話

神様刈りが始まりました。(戦闘編3)
三神はその名のとおり、三体で一つ、いわば一心同体のような存在である。

その中でもリーダーとも呼べる主神を人間界へ引き摺り堕ろし、出られぬよう綛で人形に封印まですればどうなることか。

当然のごとく他に残った二神もこの地に堕とされる。

ふわふわと頭上からまるで煙のように漂ってくる2つの塊を目視し、赤ずきんは二体のそれぞれ左胸と頭に少し傷のついた人形を持って光の速さで主神と同じように掴みとる。

常時逃れようとジタバタもがいているが、そんなことをしたって意味がない。いくらこの世界が三神の管轄だからといってこの世界は僕らのものだ。神に用意された玉座に座って踏ん反り返っている貴様らなんかが僕らに勝てるわけがなかった。


手慣れた様子でまた紐を縛り付けていく赤ずきんの後ろ姿が誰かに似ていたが、どうせ覚えていないものはどうでもいいかと気にしないことにした。









やがて無駄に長ったらしいあの工程をやっと終え、10分にも10時間にも感じられたときを反芻していると、先程までスウプカ寝ていたレーナが少し唸り声を上げて腰重く起き上がった。

彼女は先程の影響で少し意識が朦朧としているようで、来るかもしれなかった罵声と怒声に身を縮めていた僕と赤ずきんは警戒をといて同時に胸をほうと撫で下ろした。

改めてこの庭園についている、複雑な文字で書かれた時計を暗闇で見遣り、およそ一時間十五分間というなんとも言えない時間が経っていたことになんとも言えない気持ちになったので意味もなく赤ずきんをどつく。横から「おい何すんだてめぇ」という声が聞こえた気がしたが、反撃を食らってないのでこれは彼にとって許容範囲だったのだろう。知らんけど。こちらとしては反撃されたらやり返すつもりでいたのでヘトヘトになった直後に喧嘩に発展せずに少し安心した。

転生神は気付いたら三体の人形とともにこの場から姿を消していた。転生神のいたところには神が書いたとは思えないようなきったないシャンドール語で書かれた「鷲は久しぶりに動いて疲れたので先にコイツラ回収して帰るゾイ☆」という書き置きを見て殴りたくなった。後始末くらい手伝っていけや。てかサラッと「わし」の字間違えてんのなんなの。ちゃんと覚えろよそれくらい。あと真相聞いてねぇぞ結局なんで僕狙われたんねぇねぇ教"え"て"

「この作戦に手伝ってやっただけマシと思うが良い。あと真相はめんどいので赤ずきんにでも聞いておけ。あやつなら伝えてはおらんが知っておるじゃろ。」

うるせぇふざけんなクソおにぎり








尚その後ベッドから起きたレーナに赤ずきんが(僕もとばっちりで)「あそこまでやるなんて聞いてない」と殴られたのは最早いつも通りのお話。