無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第79話

子猫を飼い始めました
どうもみなさん。この挨拶もだんだん恒例になってきたね。僕です。

さーて僕の腕の中には只今きれいな白い毛並みと青い瞳の仔猫たん!

何ということでしょう、この前執務の間に溢した「猫なでて癒やされたい ぬこたんセラピーしたい(意訳)」という言葉をガッチリ聞かれており見事に願いが叶えられてしまいました

なんでなんだよなんでここで忠実に叶えるんだよどうせなら他の願いかなえてほしかったわクソ野郎

一応このぬこたんの世話はメイド達がやってくれるらしいけど、ソレニシテモ…

可愛い

いやとにかく可愛いです。はい。

何この穢を知らない純粋無垢なつぶらな瞳。

舐め回したい…

あまっていいにおいする

これはヤバイ

…ちょっと待て、僕が限界人間になりかけてる。

とりあえずこのぬこたんに名前をつけてあげないと。

そうだな。何にするか?

子猫はずっと僕の腕の中でふぇふぇと口と鼻を動かしていて可愛らしい。

ふぇ…ふぇふぇ…

フェル…

いやまて、フェルは駄目だ。確か英語で『fell』、落ちるって意味だったはず。

流石に縁起が悪すぎる。自分の大切な子猫だ、そんなすぐに死にそうな名前は付けてやりたくない。

そうだな、せっかくなら『始まり』だとか、そういうなんか縁起良さそうな名前が良い。

始まり…ビギニング…スタート…ディア…

ディア?そうだ、ディアだ。

これにさっきのフェル要素を入れてフィア…いやこれも駄目だ。『fear』は恐れ。恐れられるような子猫になってほしくない。

どうするか。もういいや。ディアのままで。

ディア。うん、いい名前じゃないか。

親愛。別にもじる必要はないな。

『ディア・シャンドール』

僕の腕の中の子猫…もといディアはこちらを見つめて一言ミャオと鳴き声を上げる。




いいかい。ディア。君は今から僕の家族だ。

君は血こそ繋がってなかれど、僕らと同じ白い毛並みを持ち、僕らと同じスカイブルーの瞳を持っている。立派な皇族だ。

その尊厳を。誇りを持って今を生きてほしい。

なんか僕らしくないな。僕としては単純にディアにここの暮らしについて教えようと思っただけなのだが。

おっと、ディアはそろそろミルクの時間らしい。メイドがミルクを用意し始めた。

ミルクを飲み終えたらまず、他の人たちにディアのことを広めよう。

僕が認めた、僕の家族を。