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第38話

妹と弟が出来ました
レーナ
レーナ
皇女様。皇女様に妹と弟が出来ました。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…は?
思わず素っ頓狂な声が出る。

それは丁度、姉に兄たちのことを聞いてから一ヶ月ほど経った日のことだった。

今日は授業のない日だからベッドでゴロゴロして休んでいたら、レーナが急いで、それでも気品を崩さぬようこちらに駆けてきて突然そう言ったのだ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
えっいや…どういうこと?
レーナ
レーナ
ですから…皇女様に妹と弟が出来たのです。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
はぁ!?
目の前でありえないことを言うレーナに目を丸くする。

何故なら、僕はほんの一ヶ月前に聞いている。

「正妃と側室が病に倒れ子供が孕めない」

確かに姉からそう聞いた。

姉が僕にそんなつまらない嘘をつく意味もない。

というか、子供なんてのは妊娠から産むまでに10ヶ月ほどかかるはずだ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
えっ…と…その子達ってもう生まれたの?それともまだ妊娠一ヶ月とか…
まだ妊娠一ヶ月ならば無理矢理だが説明はつく。

もしかしたら僕が話を聞いた直後病が治って、我慢できなくなった皇帝が思わず手を出してできたのかも知れない。

だが、現実はそう簡単なものではなかった。
レーナ
レーナ
いえ。つい先程お産まれになりました。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
どういうこと…?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
えっ普通妊娠期間って10ヶ月でしょ…?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
それとも妊娠促進薬…そうだ促進薬か何か使ったんだきっと!
レーナ
レーナ
さっきから何を…あぁそうだ、皇女様はもうすでに第一皇女様に病のことを聞いておられるのですね。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
えっだって…病で子供作れないんじゃないの?
レーナ
レーナ
…まだ五歳の子供が子供作るだとか言ってることにはもう突っ込みません。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
懸命な判断だね。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
ってそうじゃないのよ!質問に答えて!
レーナ
レーナ
…実はですね。私生児なのですよ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
は?私生児??
レーナ
レーナ
私生児とは、結婚していない人との間の子のことです。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
いや知ってるわよそれくらい。
レーナ
レーナ
なんで知ってんですか。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
私をそこらのアンポンタンな5歳と一緒にされたら困るわ。
レーナ
レーナ
は、はぁ…
レーナ
レーナ
こほん。…まぁそれでですね。病で子供は望めないと思われていたのですが、今日ある女性が急に訪ねてきて、更に陣痛を起こしたんです。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
うわすごいトンデモ展開
レーナ
レーナ
それで放っておくわけにもいかず最低限の処置を施して無事にお子を取り上げたのですが…
レーナ
レーナ
その後その女性が「その子達は皇帝陛下に孕まされた子」だなんて言い出すものですから急いで鑑定魔法で調べたら、たしかにちゃんと血が繋がっているんですよ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
待って、皇帝がその女性に子供を孕まさせたってこと?
レーナ
レーナ
そうなりますね。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
クズじゃん。
レーナ
レーナ
そうですね。
レーナ
レーナ
因みに皇帝陛下は「今まで何人と関係を持ったと思ってる。そのうちの一人など覚えているわけがないだろう。」とおっしゃられております。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
クズすぎて笑いがこみ上げて来る
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…で、あらかたの事情は分かったけど。その子達、妹と弟ってことは双子なの?
レーナ
レーナ
そうです。またお二人の母親…つまり今回孕まされた方が世界有数のかなりの有力者の娘であることが判明した為詳しいことは伏せて新たに「第四皇女様」「第四皇子様」として扱うそうです。母親の方も側室として皇宮に来られるとか。
レーナ
レーナ
因みに第四皇女様は姉、第四皇子様は弟だそうです。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
ふ〜ん…兄弟ができるのは喜ばしいことだけれど、こんなふうに出来ると素直には喜べないわね。
レーナ
レーナ
そうですね…それにいくら皇室の一員として認められたとはいえ、もう一部の人間に私生児である事は知れ渡っています。普通の皇族よりかは苦労してしまわれるかと。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…よし!私妹と弟の為にも「いいお姉ちゃん」になるわ!
レーナ
レーナ
頑張ってください!
前世でひとりっ子だった僕にとって、兄弟がいるというのは少しばかり新鮮味あふれることだ。

妹と弟に会えるのはいつになるだろうか。多分すぐには会えないのだろう。

名前もきいておかないと。

…リアドネもこんな気分だったのかな。

明日もっと詳しく聞いてみよう。