無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第101話

18歳になりました
はいどうも。18になりました。僕です。

や、もうすごいよね。もう三十超えたよね。精神年齢。

体つきも完璧女性だよね。

ちなみにお披露目会は歳を重ねるごとになんか小さくなってる気がします。

プレゼントの量が十数年前と比べて異様に少ないですね。いやそれでも十分多いけど。募金募ったのかってくらい多いけど。

例えるなら、富士山が鳥取砂丘の『馬の背』になったみたいな感じですね。

髪の毛はかなり伸びたけど一応腰辺りで切り揃えてます。あんまり長すぎるとで○にーのあの長髪プリンセスみたいなことになっても困るので。

やっぱさぁ?いつ鏡見ても思うけど、僕ほんと美女だよね。

なんかこう、前世がモブみたいな顔立ち故にかなり多幸感に包まれております

前世の記憶があるのと皇宮特典で幼少期から完璧なケアができたのでお肌もぷるっぷる。

や、これはほんとに自画自賛し過ぎとかじゃないよ?明らか血筋。皇族皆美形。

それにしてもずっと思ってたけど、前世の記憶はすっぽ抜けるくせに幼少期のことはありありと思い出せるんだよね。

これはどういうことなんだろう。

ほら、みんな自分が生まれた直後のこととか全くと言っていいくらい記憶皆無でしょ?

でもね、僕にはそれがあるの。

初めてのミルク。初めてのおしめ。

あのメイドたちが騒いでいた内容だって、一言一句正確に覚えている。

これは何だろう。転生特典、ってやつなのかな?

ほんと不思議だよね〜。この世界の人間はそういうものなのかと思って周囲に聞き込みしてみても、みんな前世の人々と同じように「昔のことなんて覚えてない」って言ってるし。

僕としては幼少期の辱められた記憶より前世の有り余った記憶のほうが大事なんだけどなぁ。

なんで前世の記憶ばかりが消えて今世の記憶は全て覚えていられるんだろうか?

全く、困ったものだよ。

ちなみに首のチョーカーは全くと言っていいほど壊れない。

カール、とかいうどっかのお菓子みたいな奴がくれた奴なんだけど。

今更ながらこれ魅了か何かかかってるのか?よく考えれば、こんないかにも怪しいものを皇女に着用させるわけがない。

僕は無理やり反対意見を押し通したというわけでもなく、普通に「このチョーカー付けてたい」「いいですよ」っていう二つ返事で了承されましたし。

まぁ、いいか。このチョーカーは何か温かいものを感じる。





─ふと、首筋を緩やかな心地よい風が掠める。

懐かしさも感じさせたそれは、僕の意識を暗闇へと導いた。