第99話

前世について考えてみました
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2021/02/21 12:55
どうもみなさん。最近もはや僕が転生者かすら忘れかけてます。僕です。

いやこれマジな話、ほんと気づいたら前世の情報全く覚えてねーの。

一応思考の一人称が『僕』だから前世男だったってのは覚えてんだけど、一人称すら最近『私』に変わりかけてるしもはや思い込んでいるだけなのではと思い始めておりますね。

ちなみにこの話を赤ずきんにしたら

「ふむふむ…やっぱあいつらが…干渉…ブツブツ…」

だとかなんとか意味不明なことをつらつらと言い連ねておりました。

なんか知ってんのか処す前に話せ

そもそも僕の前世の記憶が吹っ飛んでる話で『あいつら』だとか『干渉』だとか出てる時点で明らか誰かの干渉によって記憶が操作されてるって分かっちゃうよねこんちくしょう

意味不な文章残して去ってんじゃねぇよどうせなら1から10までみっちりぎっちりむっちり説明してから消えろボケナス

というわけで僕は今まで『前世とかどうでもええっす僕は今を楽しむタイプの転生者なので』スタンスで生きておりましたが流石に自分が転生者だということも忘れるとこれからの『前世にあるものここで開発して有名になろう』計画が吹っ飛ぶので断片的にも無理矢理に思い出していきたいと思います。

や〜やっぱ頭ん中はいいね。ノンブレスで言いたいことが言える。

とりま僕の前世の名前は…わすれた。坂なんちゃらだった希ガス

年齢…高校生くらいだったはず

性別は安全安心建前男のXジェンダーでございましたね

はっきり言ってXジェンダーじゃなかったら環境の適応無理だったかもしれない。人によって短所だの何だの言われるこれが今はかなりの救いですわな。

通ってた学校?忘れましたな。交友関係?………ナニソレオイシイノ?

両親は…確か僕にかなり無関心だったってのは覚えてる。

ただ声とか顔とかもう思いっきり忘れたよね。前世では確か新聞に読みふけってる父親の白髪を自慢の視力で一本ずつ数えるのが趣味だったはずだが、その本数すら忘れてしまった。

待って僕なんでこんなこと覚えてんの?友達覚えてなくて白髪は覚えてんの?Why Japanese people??

ちなみにこの趣味を顔も知らない名前も分からないいたかもわからない友人に話したらすごいドン引きされたことも覚えてます。なんでや。僕は僕の長所を趣味に使ってるだけだぞ。それの何がいけないんだ。

待って僕こう見ると結構覚えてるようで覚えてないよね。

人の顔や声は時間だったら忘れるけど、自分の名前すら思い出せないのは異常。

あとさっきから頭ん中で『急性心不全』というフレーズがぐるぐるしてるんですがどうしたらいいですかね

考えれば〜考え〜るほどわからない〜

あいま気づいたこれ僕の死因だわ

普通はトラック衝突からの転生とか人に刺されたとかそういうのだと思うんだがなぁ…急性心不全か…うん…

ま、そういう転生者もいるさ。世の中広いし…(震え)

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