「にゃ…」
「ふみゃん…」
どうもみなさん。今日はシルクと遊びます。僕です。
さて、いつもの通りレーナにシルクを押し付けられてよし遊んでみようと思いきやこれですよ。
え?会話文だけじゃ分からない?
仕方ないな。説明してしんぜよう。
エー、今何が起きているといいますと。只今シルクは絶賛人見知り発揮中なんですよ。
それも柱から一歩も動かない。
心なしか震えてる気もしないでもない気がしないでもない。
何回呼びかけてもにゃんにゃんふみゃんと鳴くだけ。
しまいには鳴きもせずに震えながら睨みつけてくる始末。
困ったもんです。
こっちはただシルクと遊びたいだけだというのに。
このままだとお姉ちゃん泣いちゃうぞ?
僕こう見えても寂しがり屋なんですよ?知らんけど。
はぁ…
明日は確かマーブルで、明後日がチョコだっけ。
こんな調子でやっていけるのか…?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。