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第10話

はいはいを習得しました
やぁ皆。毎度おなじみの僕です。

僕は今うつ伏せの状態で地べたに這いつくばってトカゲのように手足をバタつかせている。

なぜかって?

答えは一つに決まっているだろう。

はいはいの練習だよ。

はいはいが出来るようになれば、そのうちベビーベッドから抜け出して色々見られるだろう?

僕は夢の為ならば努力を惜しまないのさ…

…まぁなまじカッコつけた冗談は無しとして。

僕ははいはいを数日前から練習している。

流石はいはい、そう簡単には習得させてもらえない。

だが僕を甘く見るなよ?

僕は凄いやつなんだ、はいはい程度もう少しで習得してやるさ。

そらっ起き上がれ僕の体!
─はいはいはいはいはいはいはいはいはい─
ぜーっぜーっ

まっっったく出来る気がしない。

何なんだよこれ!一種の拷問だろ!

…はぁ…

これは誰かに手助けしてもらわないと無理なパターンだな。

呼んだら来るかな…
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
あうあ〜
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
あ〜
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
あ〜〜〜〜〜
メイド
メイド
どうされたのかしら。
メイド2
メイド2
おしめでもミルクでもなさそうね。
レーナ
レーナ
何をやっているの?
メイド2
メイド2
あぁレーナさん。
それが、急に皇女様が暴れ始めて…
レーナ
レーナ
暴れ………?
おっよく来た救世主レーナさん!

さぁ僕の言ってることが分かるかな…
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
あ〜〜あいあいうあいあ
あいあうああ
伝われ…!

伝わってくれ…!
レーナ
レーナ
………!
レーナさんは何かを思いついたように目を見開くと、僕の腰にそっと触れて持ち上げ、四つん這いの体勢になるように僕の体を調節した。

おおお〜〜!

これこそが僕の求めていたもの!

流石レーナさんだ…頼りになる…

それにしてもよくわかったな。

少なくとも僕は赤ちゃんが何か訴えててもわからない。

ましてや僕はただあうあう言ってただけなのに

レーナさんは読心術の使い手なのだろうか…

レーナ
レーナ
ほら、手をついて。その体勢で止まってください。そしてゆっくり、歩いて…
レーナさんはとても丁寧に僕のはいはいを手伝ってくれる。

おかげで僕は、小一時間後くらいにははいはいの体勢をキープできるようになっていた。

最初からレーナさんに頼んでおけばよかったかな。

とまぁ、まだ歩けてはいないのだ。

頑張れ僕!

僕は腰を上げ、もう一度はいはいの体勢になる。

そして、手を浮かせ、前に置く。

これを数回繰り返す。

僕の額には汗が滲んでいた。

周りのメイドも、今日はいつになくおとなしく僕の成長を見守っている。

最初はベビーベッドの端から始めていたはずが、もう向かいの端までたどり着いた。

辿り着いたとき少し頭を打ったが、その痛みも吹っ飛ぶほどの声援が僕を包む。
メイド2
メイド2
ワァァァァァァァァァァァァァァァァ
メイド
メイド
キャァァァァァァァァァァァァァァァ
メイド達はもはや、言語を忘れたのだろうか。

人間とは思えない奇声で僕を称える。

……うるさい。そろそろやめて…
メイド
メイド
|>_=_+¯+=@&#、:、&ЇЅЃЉ!!!
メイド2
メイド2
Љ:@、、|#@::Ѕ、::#Ѓ:@@¯!!!
あ、やばい止まらない。

あ〜もう猿かよこいつら
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
ピャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
レーナ
レーナ
( ゚д゚)ハッ!
レーナさんが僕がギャン泣きしたのに気付いて急いで僕を抱き上げて宥める。

宥めなくていいから。メイドたち黙らせて…
レーナ
レーナ
ちょっとメイド!黙りなさい!(小声)
…やっぱりレーナさん読心術の使い手だろ。

僕が「黙らせて」って思った瞬間に注意するとか。

この人もしかしたらすごい人なのか…?
さぁ〜て今回のご褒美は何だろな〜

今回の喜びようは寝返りやおすわりの比じゃなかったからな〜

さ〜てどんなものを…
レーナ
レーナ
今回のご褒美はこちらです。
…ん?箱?

なにこれ。

僕はゆっくり箱に手を触れ、リボンを解く。

するとそこには───