どうもみなさん。見事フラグを回収してしまいました。僕です。
さて、僕の目の前には童話の三匹の子豚…ではなく、三匹の子猫がそれぞれ性格を体現しながらわちゃわちゃしておりますね。
シルクは相変わらずこっちを不審者でも見たかのような目で見て二人の隙間にすっぽり埋まりながらふるえてるし
マーブルはそこら辺に転がってたいろんな色や材質の毛糸にじゃれ付きまくってるし
チョコ様はマーブルから飛んできた色とりどりな毛糸の切れ端に前足でちゃっちゃとじゃれついてるけどそれすらも優雅にこなして見せてるし
何なの?みんな個性の塊かよ
取り敢えずチュールを開封して見れば、三匹の目つきが獲物を狙う目に変わった。
いやシルク変わりすぎだろ先程のキョドりはどこいった
まるでネズミを狙う鷹じゃないか
三匹にチュールを上げていると、背後からもう一匹猫が現れた。
その猫こそは最近姿を見せなかった我愛しきディア。この子達の産みの親。
ディアは元気いっぱいな三匹を咥えてさっさとどこかへ行ってしまった。
いいのか…?いやいいか。僕はディアじゃないもの。子育ては母親に任せよう。
しかし…このぶんだと明日はひたすら三匹の買い取り手続きだな。
あの子達は雑種だし、反対する奴らも何人か現れる。
忙しくなるな…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。