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第20話

三歳になりました。
時の流れとは早いものだ

ついこの間まで1歳のちびっこだった僕がもう3歳だよ。

まぁ脱走図ってからガッチガチに警備されて何も出来なかったからね〜

3歳の誕生日もおわって、今日は僕が一番楽しみにしていた日だ。

そう、始まるんだよ…

勉 強 が

え?勉強が楽しみなんて頭おかしいって?

まぁたしかに、前世の僕なら考えもしなかっただろう。

だが、3年間生きてきて僕は分かったことがある。

この世界は何か良い能力を持ってないと生き残れない。

特にこの国の皇帝。そう、リアドネが「クズ」だとか言ってた人。

その人は皇女なんて要らない。皇子が一番だとかほざいてるから余計大変なんだよね。

自分の娘も、利用価値が無ければすぐに切り離す。

その証拠に、僕の二番目のお姉ちゃん…つまり第二皇女は奇形児であったという理由で殺されている。

国民には「第二皇女は体が弱いため外に出られない」と嘘を言っているらしいが。

とまぁ、暗い話はここまでにして。

とにかく、今日は勉強が始まる日なのだ。

これからは毎日家庭教師が僕のところに来て勉強を教える。

これ何がいいかってやっぱり登校する必要がないってところだと思う。

だって向こうから来てくれるんだから。

いや〜楽ちん楽ちん。

レーナ
レーナ
皇女様、家庭教師の方が来られました。
家庭教師(カール)
家庭教師(カール)
失礼いたします。皇女様。
おっ来たきた
家庭教師(カール)
家庭教師(カール)
これより第三皇女様の専属家庭教師を勤めさせていただきます。カールと申します。
家庭教師(カール)
家庭教師(カール)
どうぞ、ご自由にお呼びください。
なんだろ。すごい物腰柔らかな人だな。

それに僕は専属家庭教師って言うからてっきり老齢のおじいさんを想像してたのに、目の前にいるのは20代後半辺りの緑色の髪と赤色の目を持ったお兄さんだ。
家庭教師(カール)
家庭教師(カール)
それでは、早速ですが初めての授業を始めさせていただきます。
──数十分後──



今カールは目を丸くして僕のことを見つめている。

しまった。やり過ぎた。

教えてくれるのが足し算だとか引き算だとかだけだったから、つい調子に乗ってカールが少し居なくなったすきにその問題を別の公式に当てはめたりして遊んでたら…

「なんですかこれは!こんなの…こんなの!数学者並の問題だぞ…」

って声を荒らげるもんだから、その反応が面白くなってもっといろんな問題を作って解いてみたら…

とうとうカールは前述した状態で固まってしまった。

何をやっているんだ僕!3歳児がこんなの解けたら普通びっくりするに決まってるだろ!

まだこの世界の知識水準も分かってないのに…

…いやでも待てよ?もしかしたら使えるかもしれない。

あの皇帝は自分に利益をもたらす者しかそばに置かない。

てことは、僕の前世の知識を使ってこの世界に貢献したら…

…フッ

僕はなんていいことを思いついてしまったんだ…

よ〜し!こうなったらもっと解いて解いて、解きまくるぞぉ!





その後第三皇女が勉強の為使っていた部屋には、泡を吹いて倒れる家庭教師と一心不乱に数学の公式を書き続ける第三皇女が発見されたという。