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第58話

奴隷販売店に行ってみました(前編)
どうも、つい先日10歳の誕生日を迎えました、僕です。

今日は遂に!レーナに奴隷販売区に行っていいか許可を貰おうと思います。
多分というか確実に反論されるね!僕の語彙力頑張れ!!
レーナ
レーナ
駄目に決まってますが??
デスヨネーていうかレーナわっっっか美貌保ちすぎやん?10年前とどう変わった??秘訣を教えろ

…ハッ危ない危ない、僕としたことが当初の目的を忘れるところだった。

まぁやっぱそうだよね、無理って言われるよね読めてた。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…私はね、レーナ。
レーナ
レーナ
顔どうしました?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
人の顔面にケチつけんな
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
ごほん、…私はね、レーナ。もう10歳にもなってね?皇女が国民のなんたるかを知らないのはいけないことだと思うのよ。
レーナ
レーナ
はい、そうですが。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
でもね。国民たちの綺麗なところしか知らずに知ったふうな口を聞くのは良くないって思うのよ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
だからこそ、国民たちの黒い部分…奴隷とは何なのか、学ぶことが大切だって思うの。
レーナ
レーナ
…皇女様の意見も理解できます。ですが、あまつさえ奴隷販売区に立ち入るなど。自分から奴隷にしてください、と言っているようなものです。絶対に許可はできません。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
私が、奴隷に?私は一応この国の第三皇女よ?奴隷になんてできるわけが無いわ
レーナ
レーナ
奴隷とは言わば闇社会の産物です。闇社会の人間にはこちらの常識など通用しない。皇女であろうと奴隷にされます。むしろかなり高値で取引されることになるでしょう。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
なぜそんな危ない組織を解体しないの。
レーナ
レーナ
しないのではありません。できないのです。あ奴らは強大な力を持っている、それは皇室の戦力をすべて集中攻撃したところで大打撃は与えられるでしょうが致命傷にはなりません。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…へぇ…
レーナ
レーナ
、ということで皇女様、何故行ってはいけないかお分かりになられたでしょう。ルールとは貴女様を守るためにある。今日一日は大人しくしていてください。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…いいえ、今ので更に行きたくなったわ。
レーナ
レーナ
は??話を聞いていなかったのですか?いくら皇女様でも、奴隷になったら終わりなんですよ?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
だからこそ、よ。そんなもの放っておけないわ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
お忍びでいいのよ。とにかく私は、奴隷について理解したい。
レーナ
レーナ
何故そこまで…
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
奴隷は私達と同じ、命ある者達なのよね?それに、私が行きたいのはこの国の中にある奴隷販売区。私の一族が治める国にいるなら、その人達も等しく国民。国民を守るのは皇族の役目なの。
レーナ
レーナ
っ、それでも…!
赤ずきん
赤ずきん
…なぁ、それ。俺も付き添うんじゃ駄目か?
レーナ
レーナ
え!?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
うわ!!
は?なんで赤ずきんがここにいるんだ??

4年前の一件でレーナとは面識もある、とはいえ…

なぜこんな朝っぱらから??
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
何であんたがここに居んのよ。
赤ずきん
赤ずきん
何だ、いちゃ駄目か?
レーナ
レーナ
…貴方に皇女様を預けろと?無理ですね。
赤ずきん
赤ずきん
おいおい、信用ないなぁ。俺とレーナの仲だろ?俺はオーネに不届きなことはしない。そんな事は周知の事実だろう?
あの翌朝、僕らは朝から兵士たちもメイドたちもいる前で正座させられてレーナさんに説教を食らった。

レーナはメイドの中でも位が高い。他の皇族を叱っても大丈夫な立場らしい。

結局昼までこっぴどく叱られたあと、赤ずきんは度々堂々とくるようになった。

大抵は昼か夕方で、朝っぱらに特攻してくるのは今日が初めてだが。

最初は多くの人たちが警戒して捕らえようとしていたようだが、赤ずきんは罠をのらりくらりと躱しつつメイドや兵士と交流を持っていつの間にか歓迎されるようになっていた。

セストはあれから公務が忙しくなり赤ずきんのように頻繁には来れなかったが、それでもたまに集まっては遊んでいた。

…まぁ、そんな訳で、今の赤ずきんの皆の印象は『謎の多い不気味な、それでも憎めない不思議な奴』らしい。

因みに声も何もかも完全男な為、女だとはバレていない。

あいつの場合最早男だろ。胸部が少し出っ張っていようが男の象徴がなかろうが男だろあいつ。
赤ずきん
赤ずきん
セストは用事があって無理らしいが、俺は年中フリーなんでな。
あの翌朝、僕らは朝から兵士たちもメイドたちもいる前で正座させられてレーナさんに説教を食らった。

レーナはメイドの中でも位が高い。他の皇族を叱っても大丈夫な立場らしい。

結局昼までこっぴどく叱られたあと、赤ずきんは度々堂々とくるようになった。

大抵は昼か夕方で、朝っぱらに特攻してくるのは今日が初めてだが。

最初は多くの人たちが警戒して捕らえようとしていたようだが、赤ずきんは罠をのらりくらりと躱しつつメイドや兵士と交流を持っていつの間にか歓迎されるようになっていた。

セストはあれから公務が忙しくなり赤ずきんのように頻繁には来れなかったが、それでもたまに集まっては遊んでいた。

…まぁ、そんな訳で、今の赤ずきんの皆の印象は『謎の多い不気味な、それでも憎めない不思議な奴』らしい。

因みに声も何もかも完全男な為、女だとはバレていない。

あいつの場合最早男だろ。胸部が少し出っ張っていようが男の象徴がなかろうが男だろあいつ。

てかなんであいつも容姿変わってねぇの?ありえないくらい同じじゃん?やっぱ人外か。
赤ずきん
赤ずきん
因みにセストは用事があるから来れないんだと。まぁ大方あいつの事だし公務がやばいとかそこら辺だろ。
レーナ
レーナ
…貴方に付き添っていただいて、皇女様が無事であるという保証は?
赤ずきん
赤ずきん
俺はこう見えて裏社会ってのに詳しいんだよ。だから裏の野郎共がどう動くか、どのルートに現れやすいかは、この城の中じゃあ俺が一番詳しいと思うがな?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
ねぇ、レーナ。お願い。私はどうしても奴隷販売区に行かないとならないの。
レーナ
レーナ
…はぁ。分かりました。ただし条件があります。私も連れて行ってください貴方達だけは流石に無理です。私がつきそうか何人もの兵士がつきそうか、どちらがいいですか?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
前者で。
赤ずきん
赤ずきん
前者だな。
レーナ
レーナ
よし、そうと決まればさっさと行きましょうか。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
いやに聞き分けがいいね?てかそんなすぐ行けるもの?
レーナ
レーナ
あなたが話を持ちかけてきた時点でこうなるのは見えていました。ですから事前に許可を取っていましたので。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
うっわさすが、有能だわ私のメイド
──奴隷販売区──
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…さすが、裏社会というだけあって暗いわね。
僕達は今、帝都を抜けて北にしばらく進んだところの郊外にある奴隷販売区に来ている。

周りでは老若男女皆やせ細り、地面に倒れ伏す者や壁に背中を預けて動かない者、僕らに物乞いをしてくるものなどいるが。僕らはその人達に目もくれずにまっすぐと荒れ果てた道を行く。

非道だ、助けてやれと言われるかもしれないが、今の僕らにはこの人達をどうすることもできない。スルーが一番。赤ずきんにそう言われた。

僕らは皆、できるだけ見ずぼらしい麻の簡易的な服とわざとボロボロにしたフードをかぶって三人連立って歩いている。

ただやはり、どういうことなのか。ここの人たちには一発で僕らが裕福な家のものだとバレている。

見る目がある、ということかな?

それにしてもここは、裏社会というよりスラムのように見える。幼い子どもがガリガリにやせ細った顔でこちらを見ている。

しばらく進むと、黒いベールで閉ざされたひときわ大きな建物が見えた。看板には『奴隷販売店』と書かれている。

ここが目的の場所。入れば命の危険がある。

僕ら三人、アイコンタクトを互いに交わして頷いたあと、一斉に一歩を踏み出した。