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第110話

事件について説明してもらいました(中編)
そもそもこの事件はな、おまえが転生者だってことがきっかけみたいなもんなんだよ。

「は?何それ意味わっかんね転生者はてめぇもだろ」

そうそう、俺も転生者だ。だからこそお前が選ばれた。

「回りくどすぎるわさっさと簡潔に述べよ処すぞ」

あ〜、と、そうだな。簡潔に述べよとか面倒なこと言いやがるなお前。

まぁ俺が最初転生してきたときにさ、ちょっと不具合があったらしいんだよな。

んで、その不具合で俺はなんやかんやなって、そしてお前もなんやかんやで選ばれたわけ。

「大事なところ何一つ分からないんだが???何だなんやかんやってなんやかんやを別の文字に変換しろよ」

え〜?そうだな…?かくかくしかじかとか?

「そうじゃねぇよ頭にクモの巣貼ってんのかてめぇ」

あ〜だからだな?俺が転生してきたとき、俺が少しヘマしてだな。

その影響で次の転生者…お前への期待値がばく上がりになってだな。

「待って待って待ってもうその時点で理解できない何お前のせいで私こんな目にあってんの?ふざけんなよこちとら大切な睡眠時間削られて苛ついてんだよ」

や、これは別にどうでもいいだろ!?それにお前が狙われたのはそれだけじゃない、お前は魅入られたんだよ。

よく日本でもあるだろ?神隠し。お前覚えてないのか?

「いやそんなの良くあったら困るんだけど私言ったはずだが?前世のことほとんど覚えてねぇって。」

あ〜そっか、お前覚えてないのか。えっとだな、俺がその神隠し被害者なんだけどさ、神隠しの影響で俺死んじまったんだよな。

「は????何今すごいころっと重要な情報落とさんかったか????」

お前ちょっと黙れうるさい。

それで、俺が勝手に死んだのに勝手に向こうさんがブチ切れて、だったら俺と俺の友人だったお前を神の本拠地に転生させてお前殺して目にもの見したろ!みたいな感じになったんだよ。

結局は転生神のおかげで神の本拠地じゃなく、神の収めるここにふっ飛ばされたんだけどな。

「転生神功労者じゃん。え?てか私殺されてたのかよ。」

それて迂闊に手を出せなくなった神共は、6歳の儀でお前だけでも取り込もうとしたんだ。

6歳の儀で、呪文を唱えて一時的に向こうに渡るだろ?その時が最も相手に干渉しやすく、そして最も転生神が干渉できない状態だったんだよ。

それでもすぐには無理だから、断片をお前に埋め込んでじわじわと殺しに来たって感じだな。

最後お前神共に殺されかけて目が覚めただろ?あれ一歩遅かったら死んでたぞ。

お前が神に語りかけたことで干渉が更に深まったんだ。

そこで転生神が間一髪救ってくれてたんだぞ。

「待って待って、疑問があるんだけど。なんで神共はお前を先に取り込まなかったの?神共はお前を狙ってたんだろ?」

あ〜、俺は色々と特別だからな。そして六歳の儀でもう少しだったのに弾かれた神共はブチ切れて、刺客を寄越したんだ。

「は?刺客?」

お前も知ってるだろ。『カール』っていう男を。

「カール?それってこのチョーカーの送り主…え、なんで私これつけてんの?」

は?お前あいつからの贈り物つけてんのか!?おいお前それ今すぐ取れ死ぬぞ!

「えええわかったわかったわかった取るって!」

ふう…とりあえずこれは俺が持って処分しておく。お前首元よく見ろ、青くなってんだろ。それほどチョーカーの侵食が進んでいた証拠だ。

「うわ、ホントだ…危なかった…」

まあその刺客も、今はお前から離れているようだが…お前そのチョーカーいつもらった?

「え?確か…10歳の頃だったかな。そう考えるとこれすごいな。8年間壊れてないとか。」

っあ〜…これで合点がいったわ。そのチョーカー、多分神の目印になってたぞ。

だから転生神もピリピリしてたのか。そのチョーカー厄介だからな。

それでじわじわとお前を汚染してたんだろ。全く仕事が早い…

「嘘だろ、私知らない間にそんな大変なことなってたの!?」

あとお前がつけてる自覚がなかったこともかなり危なかったな。お前さっき『なんで』っつったろ?それを付けてることは知ってるのに付けてることを認識できない。ほんとにギリギリだったな。

「えぇ…怖…」

とにかく、そのチョーカーのせいだな。十中八九。

それの目印でまた再発したってところだろうな。

今度こそはお前が手に入ると思ったようだが残念だったな。

それにしても神共も馬鹿だな。最初は俺を狙ってたくせに、いつの間にかお前自身に執着してる。




───本当に、馬鹿な奴らだ。