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第63話

行方不明になりました
attention!!

この回は筆者がなんちゃってホラー系にハマりすぎて出来たものです。ギャグです。多分。

流れ的には以前から考えていたものですが、いくらかなんちゃってホラー的表現が出てくる可能性があります。ていうか出てきます。

今更な気もしますが、もしホラーはB級だろうが無理!って方はそっ閉じをおすすめします。

思ってるより怖くなかったらご愛嬌です。

かなりマイルドに直した筈なので怖くないと信じたいです。ギャグなので。

幽霊もれなく無理な方はブラウザバック☆

以上のことを了承してくださる心の広い方はどうぞ下へ↓

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レーナ
レーナ
皇女様!皇女様いたら返事を!!
赤ずきん
赤ずきん
たっくどこいったんだよあいつ!どこにも居ねぇじゃんかよ!
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
あ、ただいま
レーナ
レーナ
皇女様!?
赤ずきん
赤ずきん
ばっかお前、今までどこ居たんだよ!?今何時だと思ってる!?探したんだぞ!
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
いや私だって知らないよ気付いたら変なとこいて気づいたら帰ってきてたんだもん。
赤ずきん
赤ずきん
は?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
取り敢えず何があったかはちゃんと話すからさ!…レーナ、私達三人以外人払いして?
レーナ
レーナ
え、いえその前に!お身体に異常がないか検査を…!
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
大丈夫。ちゃんと五体満足。それよりも早めに話して置かないと私忘れちゃうかもだからさ。
赤ずきん
赤ずきん
…本音は?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
一刻も早くこの恐怖を共有して怖さを和らげたい
レーナ
レーナ
はぁ…承知致しました。それでは聞きましたね?他の方々は早急に出ていくように
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…よし、居なくなったね。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
ところで二人とも。この前の草原は覚えてる?
赤ずきん
赤ずきん
草原…あぁ、あれか。あのいつの間にかいたあそこ。
レーナ
レーナ
もちろん覚えております。あのあと書類だとか大変だったんですから。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
二人ともよく覚えてない…っていうか、私も記憶があやふやなんだけど。私達あの草原に来る前、奴隷販売店にいたのよ。
レーナ
レーナ
奴隷販売店…?あぁ、あそこの。スラム街のど真ん中にあるところのことですか。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
なんか色々あって私達そこに行ってたんだけどね?従業員は覚えてないけど。奴隷のことは覚えてる。
赤ずきん
赤ずきん
で、それが何なんだ?奴隷と今回の行方不明事件になんの関係がある。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
…それがね。私が行ってたの、件の草原なのよ。
赤ずきん
赤ずきん
は?
レーナ
レーナ
どういうことですか?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
私にも良くわからないから、情報を整理するために話すの。落ち着いて聞いてね。まずは──
──回想──
えっとだね、何から話せばいいかな…。

なんかね、昨日普通に寝たんだけどさぁ。

なーんか寝苦しいから起きたらこの前奴隷販売店の帰りにいた草原に寝っ転がってんの。

何かもう訳分かんないしもしかしてこれ夢かと思ってほっぺ抓っても全然痛いの!いやもう焦りに焦りまくって急いて起き上がってさぁ?

そして周り見たらなんとですね。あそこで売られてた『不良品』が僕の周りをズラーッと囲んでるではありませんか。

で?僕凄い怖くてさ。だってそうだろ?寝て起きたら奴隷販売店近くの草原で更に周りには『不良品』がいっぱいいるとか!

しかもその『不良品』達なんか全身血まみれでさ?多分あの倉庫の特に怪我の酷い奴隷が集まってんだろうけど。あそこの人魚もいたし。

マジで五体満足なやつ探すのに苦労するってくらいあちこち欠損してんの。どこぞのB級ホラー映画より怖えわ。

それでも中にはあそこで見かけなかった服が『不良品』より豪華なやつもチラホラいたから、何かで殺された『正規品』も混ざってたんだろうな。

でそいつらさぁ。ずーっと僕のこと睨んできてなんかブツブツ言ってんの。下顎ないやつはどうやって喋ってたんだろうな?

よーく耳を澄ませてみたら「ユルサナイ」「道連レニシテヤル」「シニタクナイ」ってもうどこのホラーかと思ったわ。

その中僕ずっと寝間着のまんまでガクブルしながら立ちすくんでんの。多分傍から見たらヤクザが一人の美女を囲ってなんかやってるようにも見えたかもな?

え?美女じゃない?は?舐めんなてめぇ不敬罪で処すぞ

そんでもうどうすりゃいいかわかんないからずーっと怨み言の大合唱聞いてたら奴隷どもの間を縫って一人のエルフがこっち来んの。

その子は他の奴らより比較的目立った外傷はなかったけど、その代わり首が何かに絞められたみたいな跡残っててさ。首から上…ちょうど頭とか顔も紫色に鬱血してパンッパンに腫れてんの。せっかく綺麗なお顔なのにもったいない。

でそのエルフさぁ。相変わらずの金髪緑眼と10歳前後に見える体つき、なーんか見たことあるな、と思ったわけ。

そいつね。奴隷販売店で見た叫んで首絞められて気絶した、『正規品』の子供エルフだったわけ。

私が最後に見たときはまだ泡吹いてるだけでそこまでヤバそーな感じじゃなかったけどさ。目の前にいるエルフは明らか『ちょっと絞められて気絶しましたテヘペロ☆』みたいな可愛いもんじゃねぇの。

ありゃ完全に『全力で首を絞められて苦しかったから呪うぞてめぇ』的な奴なんよ。

で、そいつ僕の目の前に来てね?そこでなんかおかしいのに気付いた。

そこにいる奴隷ら、何人か明らか生きてねぇだろ的な怪我負ってんの。

だってさ?普通内蔵引き出されたり頭かちわられたりしてるようなやつがふらふらしつつもきちんと二足歩行してるわきゃないだろ?

もうね。僕それに気づいた瞬間すごい鳥肌立った。

目の前の子供エルフも、そう考えると死んでるんじゃないかって思った。

普通ありえないよね?死んだやつが生き返るとか。

だったらもう、幽霊としか思えないんよ。

よく見ると心なしか透けてるような気もして来て。目には生気が宿ってなくて。

多分あのまま10分もいたら確実に僕発狂してたと思う。だって来て数分でもうこんな精神状態だから。

そしたらずっと僕のこと上目遣いで睨んできてたエルフが急に口を開いた。

「オネェちゃん、アソボウヨ」

いや、もうそこから怖すぎてさ。多分理性なんてものは残ってなかった。

だってもう、声がやけに鮮明なの。首絞められて声帯が大変なことになったのかは知らないけど、聞こえてくるのは老人みたいな、それでも子供らしいあどけなさを残すしゃがれ声。なのにはっきりと、鮮明に聞き取れたの。

怖さが天元突破ってこういうときに使うんだね。

で、そのままこっちに手を伸ばしてくるもんだから焦ってポッケに手を入れたらね?

入ってました。塩。

いや、僕自身なんで入ってたのかわかんないの。適当にポッケ漁ったらあったの。小洒落たテーブルソルト。良質な海産のお高いやつ。

なんか、よく幽霊には塩って言うじゃん?だから僕そいつに向かって塩の瓶蓋開けて中身をエルフにスパーキングッッ☆

エルフは物凄いたじろいで後ずさってさ。あ、これは効くな。って思って。

もうそこからは無双。怯んだ隙を狙ってエルフとは逆方向に走って。

目の前に立ちふさがる悪霊共は漏れ無く塩掛けて強制成仏☆

そのまま草原走りまくって。そういえばバイザーキャップも付けてないのに体無事だなーなんでだろーとか見当違いなこと考えながらひたすら追手に塩かけては逃げるの繰り返しで。

それでも草原に果てが見えないのね?そろそろ体力が底をつきそうなときに、子供エルフがそれはもう陸上選手も驚きの速さで僕の前に滑り込んでくんの。あれは世界一位狙えると思った。

で、そいつの顔がもう原型とどめてなくて。

顔の半分がケロイド状になってて両目の眼窩は空っぽ。口も歪な弧を描いたような笑みで。

多分ケロイド状になってるところは僕が塩をスパーキングッッ☆したところなんだろうけど、さっきまで無事だった両目がないのはなんか納得いかなくて、まるで僕がエルフの負ってる怪我全てやったみたいに冤罪ふっかけられてるように錯覚しちゃって。

なんかもう僕自暴自棄になってブチ切れてさ、エルフに向かって叫んだの。

「火傷するか目玉抉られるかどっちかにしろこの詐欺エルフがッッッッ!!!!!!!」

ってね?

で、そのままお約束の塩をもう瓶ごと叩きつけて。

中身はもう半分も無かったんだけど、瓶ごとってのが功を奏したのかな?「グギャアオゥゥオォォォ…」っておよそ子どもじゃない可愛くないきったねぇ悲鳴上げて成仏なされましてね?

それと同時に他の奴隷共も一斉に苦しみだして、次々に召されていくんよ。

みんな召されたあと僕の体も光ってね?一瞬僕も召されんのかと身構えたんだけど、全然そんなことはなくて。逆に子どもエルフの情報が頭に舞い込んできたんよ。

私が見たときはただ私らに助けを求めて叫んで、それを従業員の人に『躾け』られて気絶しただけなんだけど、その後も他の客に対して似たような事やったみたいで。

僕の前にも一回やってたらしいから、それで三回だね。周りの奴隷たちは「もう助けを呼ぶな、殺されるぞ。」って言ってたんだけどそれをエルフは聞かなくて。

あの奴隷店には『3回罰を受ければ3回目には殺される』って言う暗黙のルールがあったらしくて、当然そのエルフは殺されたの。

で、自業自得なのに謎に逆恨みしたその子どもエルフが他のご逝去済み奴隷の皆様に招集かけて今回のことを目論んだみたいだね。

それでなんで私がターゲットになったか、なんだけど。

あれに反応したのが私だけだったから、らしいんだよね。あと、皇族の血。

他の人は奴隷慣れしてるから黙って目もくれずに罰されるのを待ってたんだけど、私それに疎いから思っきりそっち向いて反応しちゃって。

それをあの子は「助けてくれる」って思ったらしくて、結局助けなかった私を恨んで「ならば道連れじゃ」って呼んできたらしい。

あと単純に私が皇族の人間で、仲間に出来たらその後も続けるつもりだっらしい『人間狩り』の大きな戦力になるかなって思ったらしいよ。浅はかだね。

まぁみんな成仏させたから、安心していい…ん?どうしたの、その顔。
──回想終了──
赤ずきん
赤ずきん
いや…お前なぁ…
レーナ
レーナ
1人称とか口調がブレッブレになってるのは恐怖のせい、ということにしておきますが…
赤ずきん
赤ずきん
途中から怖さなくなってないか?何なんだよ『塩スパーキングッッ☆』って。もしこれがムービーか何かだったら確実に二度見三度見してたぞ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
そんなに言う…?我被害者ぞ…?
レーナ
レーナ
とにかざっとした内容は分かりました。あとで少しの質問はしますが。
赤ずきん
赤ずきん
え?何?結局俺らが心配したの無意味だったん?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
ていうか私どんなふうに消えてたの?
レーナ
レーナ
いや、いつも通り床に入られて普通に寝たかと思えば急に消えまして。忽然と。
赤ずきん
赤ずきん
俺も一緒にいたけど、まじで忍者みたいに消えてたぞ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
え、マジで?寝る直前ふたりいたの?
レーナ
レーナ
居ましたが。
赤ずきん
赤ずきん
もしかしたらその時点で向こうに引っ張られかけてたのかもな。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
向こう?
赤ずきん
赤ずきん
ほら、そういうのはだいたい異界って相場が決まってんだろ?
レーナ
レーナ
決まってるんですか…
レーナ
レーナ
というか、話を聞く限りとても皇族とは思えない行動のアグレッシブさだったんですが。私はそんな子に育てた覚えはありません。
レーナ
レーナ
なんですか10歳で除霊する皇女って。世界探しても貴方様くらいですよ?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
うお、まじか。ギネス記録更新かな?
レーナ
レーナ
訳のわからないことを言わないでください。
レーナ
レーナ
とりあえず経緯はわかりましたし、その奴隷販売店のことも調べておきますので。まずは検査してきてください。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
はーい。
赤ずきん
赤ずきん
全く心配かけさせやがって…