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第59話

奴隷販売店に行ってみました(中編)
奴隷販売人
奴隷販売人
やぁやぁ、よくぞお越し頂きました。本日はどのようなご用件で?
奴隷販売店に足を踏み入れるや否や、僕らの五感に飛び込んできたのはふくよかな体型をした絢爛豪華なアクセサリーに埋もれる奴隷販売人と思われる男と、鼻を突くような悪臭。

なんとも形容し難い悪臭に僕らは思わず眉をしかめる。フードで口当たりまで覆っているため男には僕らの表情の変化は見て取れなかったようだが、悪臭に紛れて耳に届く何かのうめき声のような物も聞こえてきて即刻ここから立ち去ろうと本能が告げた。

まぁ無理なんだけどね!キャピ!

おっえ流石に精神大人のキャピ!は胃に来るわやんなきゃよかった。

でもこれくらいのテンションで行かないとまじで気が狂うぞここ。何で来てしまったんだろうか…

そもそも僕10歳じゃん。よく考えたら色々おかしいじゃん。僕らが必死こいて説得したとはいえこんなガバガバで大丈夫なのか?

レーナさえも疑いにかかったらまじで味方減りに減るからな、僕はこの世界でシリアスではなくシリアルを楽しむと決めてるんだ。シリアスはやめて頂きたい。

まぁ小難しいことは兄か赤ずきんに丸投げれば何とかなるだろ。僕らの敵(?)は目の前の男だ。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
、えーと…
赤ずきん
赤ずきん
っ、俺らは少しここの奴隷を見学させてもらおうと思ってな。遠路はるばるここまで来たんだ。
赤ずきん、ナイスアシスト!流石自称裏社会のプロ!見直したZE☆
奴隷販売人
奴隷販売人
ほう…そういう事でしたら、どうぞごゆるりと、ご見学ください。時間はたぁっぷりとございます。
男はニヤリと口角を釣り上げて、そのきったねぇ歯を見せびらかす。

いやマジで汚…茶色すぎんだろ。歯磨きしてんの?何を食ったらそんなことになる?
男は何か企んでいる素振りを見せたが、さっさと見てさっさと帰ったほうが良さそうだと判断して店内に入る。

いやまじでこの状況でレーナと赤ずきんに何かあったら責任取らされんの僕だからね?依頼とかならまだしも。

とりあえず悪臭とうめき声のひどい部屋に入ってみる。中にはあらびっくり、2m四方の檻と10m×4mくらいの檻があちこちにぎっしり隙間なく積まれてる。

そして中にはもれなくボロ布を着て両手足首と首に鎖をつけられてうなだれている人たちがぎっしり。

わぁすごい奴隷だぁ。

現実逃避してる場合じゃないな。どうしようかこれ。

いやどうするもこうするもないのだけれど。

人たちは僕らの入室に気付いて目を輝かせる人と絶望に塗りつぶされた虚無の瞳を向ける人に分かれている。

目が爛々としている人は虚無ってる人に比べいささか怪我も少なくボロ布もきれいだ。恐らく新人辺りだろうか。

それにしてもホント匂いが酷いな。なにこれ、ウンピッピ?僕他の人のウンピッピ嗅いだことないからわかんないけど。

檻の中に散乱している茶色くてドロっとした一見泥に見える物体とこのよくわかんない悪臭を結び付けるならばそれしかないだろう。

あとは、そうだな…少し獣臭いか?それに生臭い臭いと鉄臭い臭いもチラホラするな。

僕は視力だけでなく嗅覚もいいのかな?なにそれ超ハイスペック、転生してよかった。

目の前に広がるのは地獄みてぇな光景だけどなぁ!

よく目を凝らすと、ケモミミと尻尾が生えた人間や耳の尖った人間がチラホラ見受けられる。…待って、あそこに何かいる。魚?いや違うわ。人魚ってやつだあれ。

え?普通人魚って水に住むんじゃないの?普通に檻の中に詰め込まれて衰弱してんだけど。え?

ていうか異種族をおんなじ檻に閉じ込めるか?普通。

環境くらい整備しろよ?

あの人魚の…女の人?ガリガリ過ぎてわかんないけど、今にも死にかけじゃん。売り物粗末にし過ぎじゃないか?

…おおん?あの人良く見たら片腕無いぞ?それに片目が抉り出されたような感じで無くなってる。眼窩の中丸見えじゃん。グッロ。

僕よくあれ見て平気だな。耐性いつの間に付いてたんだ?前世ではホラー苦手だったんだけどな。
男は何か企んでいる素振りを見せたが、さっさと見てさっさと帰ったほうが良さそうだと判断して店内に入る。

いやまじでこの状況でレーナと赤ずきんに何かあったら責任取らされんの僕だからね?依頼とかならまだしも。

とりあえず悪臭とうめき声のひどい部屋に入ってみる。中にはあらびっくり、2m四方の檻と10m×4mくらいの檻があちこちにぎっしり隙間なく積まれてる。

そして中にはもれなくボロ布を着て両手足首と首に鎖をつけられてうなだれている人たちがぎっしり。

わぁすごい奴隷だぁ。

現実逃避してる場合じゃないな。どうしようかこれ。

いやどうするもこうするもないのだけれど。

人たちは僕らの入室に気付いて目を輝かせる人と絶望に塗りつぶされた虚無の瞳を向ける人に分かれている。

目が爛々としている人は虚無ってる人に比べいささか怪我も少なくボロ布もきれいだ。恐らく新人辺りだろうか。

それにしてもホント匂いが酷いな。なにこれ、ウンピッピ?僕他の人のウンピッピ嗅いだことないからわかんないけど。

檻の中に散乱している茶色くてドロっとした一見泥に見える物体とこのよくわかんない悪臭を結び付けるならばそれしかないだろう。

あとは、そうだな…少し獣臭いか?それに生臭い臭いと鉄臭い臭いもチラホラするな。

僕は視力だけでなく嗅覚もいいのかな?なにそれ超ハイスペック、転生してよかった。

目の前に広がるのは地獄みてぇな光景だけどなぁ!

よく目を凝らすと、ケモミミと尻尾が生えた人間や耳の尖った人間がチラホラ見受けられる。…待って、あそこに何かいる。魚?いや違うわ。人魚ってやつだあれ。

え?普通人魚って水に住むんじゃないの?普通に檻の中に詰め込まれて衰弱してんだけど。え?

ていうか異種族をおんなじ檻に閉じ込めるか?普通。

環境くらい整備しろよ?

あの人魚の…女の人?ガリガリ過ぎてわかんないけど、今にも死にかけじゃん。売り物粗末にし過ぎじゃないか?

…おおん?あの人良く見たら片腕無いぞ?それに片目が抉り出されたような感じで無くなってる。眼窩の中丸見えじゃん。グッロ。

僕よくあれ見て平気だな。耐性いつの間に付いてたんだ?前世ではホラー苦手だったんだけどな。さすが僕、とだけ言っておくか?

それに鱗も何枚か剥がれてんじゃん。せっかくきれいなのに。血だらけだ。

容姿を説明してなかったな。とは言っても一般的な人魚と似た感じで、腰のあたりになんかこう…半透明の唇みたいなものが巻き付いて、そこから下は一気に魚。

肋骨のした部分あたりに三本の穴が開いてて、そこパクパクしてるからおそらくソレが鰓。

ただ肺呼吸もできるみたい。ヒューヒューって、喘鳴みたいな音聞こえるし。

胸の部分はいい感じにボロ切れをかけられて大事なところは見えないようになってる。鰓に被ってないのは被せた人の配慮かな?

どちらにしろあの人はもう時期死ぬだろう。知らんけど。

あれ、待って僕、何でこんな冷静なの?レーナも赤ずきんも何も言わないし。僕ってこんな冷酷か?

とりあえず、次はその横にいる男の獣人らしき人物を観察してみよう。彼はこちらには目もくれない。ずっと隣にいる人魚さんのことを見守ってる。

あの人のボロ切れ、少しやぶれてるな。もしかしてこの人が人魚さんにかけたのか?

彼は耳や尾の特徴を見るに狐の獣人さんのようだ。

毛並みはボッサボサで繋がれた両手両足首と首には血が滲んでいる。

おそらく古参の人物だろう。オーラが何か…すごいし。

彼は目立った傷こそないものの、よく見ると擦り傷などがある。奴隷として生活している内についた傷かな?

次は他の牢に一人で押し込まれているエルフっぽい女の人。その人はずっと体育座りしたままブツブツ言っている。血のにじみ具合からして超古参っぽいし、精神壊れたのかな?

彼女の耳は人間には思えないほど長く、尖っている。凍らせたら武器になるんじゃないか?バナナも武器になるんだし。

きれいな金髪がグッチャグチャで傷んでいる。隙間からちらほら見える緑は瞳の色かな?

…ん?金髪に緑の目?レーナと特徴おんなじじゃん。

でもレーナは耳尖ってないし。まぁエルフでなくとも似た髪と目の色を持つ人なんているだろうし、レーナはたまたまそういう人間だったのだろう。

他のエルフらしき人たちも皆同じ髪と目と耳をしている。

レーナは先程から髪も肌も見えないくらいにフードを眼深にかぶって赤ずきんの後ろに回っている。どうかしたのか?光景が凄惨すぎて驚いているのだろうか。

ここにいるのはこれくらいかな?他はいろんな人間だけみたいだし。子供から老人、男や女など、いろんな人間が繋がれている。

僕らの目的は奴隷を買うことじゃない。ただの見学。いわば遠足なのだ。命の保証のない遠足。


ずっとここに足止めされていても時間がもったいない。さっさと次のところも見ようか。

外に出て扉を閉める直前、何かの叫ぶ声が聞こえた気がするが、僕には関係ない。