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第25話

お姉ちゃんが天才でした。
まぁ、今まで色々あって、僕ももう5歳になった。

時が経つのってホント早いよね。もう僕が転生してから5年も経ってるんだよ。

リアドネはつい最近15歳の誕生日を迎えた。

この世界は16歳で成人だから、リアドネも大人っぽくならないといけないんだけど…

相も変わらず、毎日のように僕の部屋にやってきては「オーネ〜!」と子供じみた笑みを浮かべて僕の世話を焼いている。

仕事は大丈夫なのだろうか。まぁリアドネのことだ、そつなくこなしているのだろう。

あぁそうだ、これまでいくつかリアドネについて調べてたんだ。

第一皇女なんだし、流石にただのシスコン皇女なわけじゃないだろう。




この皇女に少し厳しい世界で生きてゆくにはそれなりに能力が無ければならない。

第二皇女は奇形児であったから殺されてしまったが、奇形児でなくとも役立たずであれば直ぐに殺されるか売り飛ばされるかしただろう。

リアドネはもともと魔法を扱うのに優れていた。

無論それだけてはなく、他にも僅か10歳のころに医学の分野で論文を書くなどの天才ぶりである。

僕が10歳の頃なんて友達と「う○こ〜!」だとか「ち○こ〜!」だとか訳のわからない低俗な下ネタを吐いて満足していたのになぁ…

まぁそんな訳で、要はリアドネはかなりの天才であるのだ。

たまにメイドが「あのシスコンさえ治まれば絶対すごい人になるのに…」と噂しているのを聞く。まさにそのとおりだ。



まぁこれでここでは才能がないと生きていけないことが判明したから、取り敢えずかなり頭のいい子供のふりをしておけば生き残れるだろう。
レーナ
レーナ
皇女様〜!昼食の時間でございます。あぁもう一体どこに行ってしまわれたのか…
あ、レーナさんが呼んでいる。

これは早めに行かないと怒られるやつだ。

う〜ん…まぁお腹も空いてきたしな。

一旦昼食を食べよう。
──昼食後──
さぁて、お腹いっぱいになって頭も冴えた。

「ある程度の天才」と言っても、どういう天才なのかをある程度考えておかないと後々詰まるからな。

…となると何かにまとめておきたいな。ノートか何か持ってたっけ。

…あ、そうだあれがあるじゃないか。

今まで嫌というほど送られてきたプレゼント、その中にはいくつか文房具もあった。

その中にはノートとペンもあったはず。

まとめる言語は…日本語のほうが使い慣れてるし、万が一見られても内容バレなさそうだから日本語で書いておこう。

え〜と…

とりあえずどの分野か決めないと。

僕に魔法の才能皆無だったときのために、得意なことは複数あったほうがいい。

更にリアドネとかぶらないようにするため、医学方面は避けなければ。

となると…

数学?

最早それしかないよな。

僕は前世で得意な教科が数学だった。

数学は公式と頭を少しひねれば大体は解けるし、他の人たちが何故頭を抱えているのかは知らないが、僕にとっては簡単なものだった。

それに数学は僕の好奇心をも刺激し、僕は友達から「数学オタク」と呼ばれたこともあった。

自分の好きなものでいい効果を得る…これは誰もが望んできたものだが、まさか叶うとは。

いやまだ叶ってはいないが。

まずはこの世界の知識水準を調べる必要がある…

カールに取られた本はもう読めないが、読めないなら聞けばいい。

試しにリアドネに簡単な掛け算でも出してみよう。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
おねーさま!
リアドネ
リアドネ
あら、オーネどうしたの?
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
いまからわたしがおねーさまにもんだいだすからこたえてね!
リアドネ
リアドネ
おっいいわよ!どんとこい!
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
12×12=?
リアドネ
リアドネ
…え?
リアドネ
リアドネ
なに?かける?わ?何それ。
…あれ。

もしかするとこれは、思ったより知識水準がかなり低いかもしれない。

いつぞやカールの前で高1レベルの問題を解きまくったときに「数学者レベルだ…」と驚愕されたから少なくとも前世よりは低いと思っていたが…

まぁ、だとすると生き残るのは楽そうだな。
リアドネ
リアドネ
????
おっと、リアドネが困惑している。とうしたものか…

もういい、カールに擦り付けちゃおう。
オーネ(オルガリネ)
オーネ(オルガリネ)
かーるがね、おねーさまにだしてみろって!
リアドネ
リアドネ
なるほどね…あの家庭教師、しばらく減給は確定ね。
ごめんカール。

ほんとにすまないと思ってる。

それじゃあ今までのことをノートに書き留めて…

あ〜もう疲れた!寝よう…

また明日考えよう。