前の話
一覧へ
次の話

第1話

1話
13
2021/02/04 10:20


ある街で綺麗な夜空を見上げ、1人寂しそうに呟いている者がいた。
彼は酷く寂しげだった。




七峰 慧
七峰 慧
...会いたいな……。
七峰 慧
七峰 慧
こんなに綺麗な夜空の日はあいつを思い出すな...。
久しぶりにあそこに行ってみるか、
ふとそう思った俺は、ここからすぐ近くの丘の上の公園に行った。
七峰 慧
七峰 慧
やっぱりここからだとすごく良く星が見えるな。
七峰 慧
七峰 慧
また一緒に来たかった...。











〜2年前〜



七峰 慧
七峰 慧
うぅ...暑っついな。
その日は真夏の猛暑日だった。
友人と出かける約束をしていた俺は、少し寝坊をしてしまって時間に間に合いそうになく、ちょっと遅れるかも、と一言LINEをして、駆け足でアパートを出た。
七峰 慧
七峰 慧
やっべ、早くしないと
急いでいた俺は横から来る車に気づかず、そのまま車にひかれた。
幸い一命は取り留めたが、重症をおってしまい、緊急入院する事になった。
七峰 慧
七峰 慧
ん、あれ、、?ここは、
看護師さん
看護師さん
あ!目を覚まされましたか!
七峰 慧
七峰 慧
あ、はい...?ここは...病院?
看護師さん
看護師さん
そうです
七峰さんは交通事故に会い、幸い一命は取り留めたのですが、酷い怪我をしているので緊急入院と言う形になりました。
七峰 慧
七峰 慧
そうだったんですか、いつまで入院するんですか?
看護師さん
看護師さん
大事をとって、1年間ですね。
七峰 慧
七峰 慧
そうですか
あの、大学の方には連絡できましたか?
看護師さん
看護師さん
はい 七峰さんには親御さんはいらっしゃらないようでしたので、こちらから連絡させて頂きました。
七峰 慧
七峰 慧
そうなんですね 色々とご迷惑をおかけしてすみません
看護師さん
看護師さん
いいえ お気になさらず
それより今はもうお休みになられた方がいいかと、
七峰 慧
七峰 慧
そうですね、じゃあ今日は休みます。
ありがとうございました。
看護師さん
看護師さん
いいえ!
そう言って看護師さんは病室を出ていった。



七峰 慧
七峰 慧
ふぅ〜、、てかまじで身体中痛すぎるんですけど、
話してるだけなのに疲れてきた。もう寝よ、、




そう独り言を呟き、疲れ果てたように眠った。

プリ小説オーディオドラマ