第7話

重岡side
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2018/04/24 16:39
神ちゃんと小瀧も合流して撮影してたら、しばらくして神ちゃんがしんどそうなことに気付いた。

重岡
すみません・・休憩させていただいてもいいですか?
カットがかかった時に神ちゃんの方見ながらそう聞いたら、神ちゃん見て露骨に嫌な顔された。
「」
え~、なに?しんどいの?もうちょっと頑張ろうよ。
そう言ってため息をつきながら僕から離れていくスタッフさん。
重岡
あのっ!・・・お願いします・・!
離れていくスタッフさんの前に走ってもう1度頭を下げた。
「」
あのねー、君たちのせいで撮影押してるわけ。そっちはいいけど、俺らはかなり大変なんだよ。
病気か何だか知らないけど、そんなに休憩したいならこの仕事辞めろよ。



ずきっと胸が痛んだ。



この仕事を始めてから、もう何度同じようなことを言われたんだろう。






何も言えなくて、


諦めかけたその時、



振り向いた先に見えた神ちゃんが、へたっと地面にしゃがみ込んでいた。

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