第56話

濱田side
956
2018/05/16 14:23
4人が出ていって「何の話なんやろね」って話してたら、しばらくしてスーツを着た男性が部屋に入ってきた。


何事かと思って、思わず身構えた。


「」
初めまして、びっくりさせちゃってごめんね。こういうものです
そう言って差し出されたのは名刺。


大きなテレビ局の名前が書かれてた。



「」
驚いてるところ申し訳ないんだけど、来月からドラマの撮影したいと思ってるんだ。それで3人にぜひ出てもらいたいと思ってね。
思いもよらない嬉しい話に、「ほんまですか!?」と声がそろった。

「」
ああ、舞台、何回か行かせてもらってね、3人の演技、いいよ~!
ドラマは面白い感じにしたいから、関西人だしぴったりだよ!
怖そうな外見とは違い、笑うと優しそうなその人は、僕らの肩をポンポンと叩いた。
「」
詳しいことまた話したいから集まってもらえる?場所はマネージャーに伝えておくよ
「期待してるからな!」って笑ってその人は部屋を出ていった。



3人だけになった部屋で、嬉しくってハイタッチした。



そのしばらく後だった。

浮かない顔した4人が帰ってきたのは。

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