第16話

重岡side
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2018/04/28 14:40
桐山
・・え・・?しげ・・?
僕が泣いてしまったのを見て、照史君は動揺してる。
桐山
ごめんっ・・俺なんか・・
あたふたする照史君に、思いっきり抱き着いた。




ありがとう、照史君。



辛かったんだよ。


甘えてるとか、怠けてるとか、

僕のお弁当見て笑ったりとか、

腕の痣見てすごい顔されたりとか、




望や神ちゃん見て、


なんでこの仕事やってるんだよ

って、



二人を苦しめて、




二人が辛いの分かってるのに、何もしてあげられないことが、




悔しいんだよ。





そんな思いを、言葉にはできないけど泣きながら思った。


照史君の強い腕は、僕のそんな思い、全部抱えてくれる気がするから。




神山
あー!照史君がしげ泣かしたー!!
流星
うわ!照史くんひっど!
小瀧
照史君最低!!
後ろからそんな声がする。
桐山
待って!待って!俺が泣かせたんちゃう!最低おかしい!
あたふたしながらも僕の背中をぎゅっと抱きしめたまま反論する照史君に、僕も笑ってしまった。


泣いてるのに、笑ってる。
重岡
照史君なんで泣かせるんよ・・
僕が言うと照史君は「え!!」とショック受けてる。
桐山
しげまでー!!
いつの間にか、4人ともみんな笑顔になってた。


小瀧
なぁなぁ濱ちゃん、一緒にご飯食べようや~
望が濱ちゃんの腕を引っ張ってる。
濱田
しゃあないなぁ、まぁ今日はもう何もないし、えっか。
濱ちゃんの返事に望は大喜び。




周りの視線や、言われる言葉が怖かった。



でも、


照史君と濱ちゃんがきてくれて、胸を張れた。



僕にはこんなにも強い、お兄ちゃんがおる。



こんな僕らのことをいつも支えてくれて、



大好きだって言ってくれるお兄ちゃんがおる。





自信持って、頑張らなきゃ。

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