第61話

濱田side
960
2018/05/18 15:43
お昼ごはんの後、淳太君と僕は後片付けを手伝った。

照史と流星と神ちゃんはしげに貸してもらったゲームを早速やっている。


あと二人の姿が見えない。

どこやろう、と思いながら
お皿をふきながら和室を覗いてみたら、

しげと望が寝転がってマンガを読んでた。


しかも1冊ずつ読めばいいのに、二人くっついて同じ本を読んでいる。

二人とも別の場所でくすくすと笑いながら。


本当の、兄弟みたいや。


二人を見て微笑んで、また後片付けに戻った。



濱田
なんかええなぁ・・



家族のように7人が過ごす風景を見て、そう呟いたら、
中間
なんかおじいちゃんみたいになってるで
なんて淳太君に言われて「うそ!?」と笑う。
神山
濱ちゃんおじいちゃんなん?
ゲームしながら神ちゃんがきょとんとしていて、照史が爆笑していた。



こんな時間が、ずーっと続いたらええな。




夜になって、しげのおとんが帰ってきて、みんなであいさつして、そんで夕食。

夕食はかなり盛り上がった。

しげのおとんはめっちゃ面白くていろんな話して、冗談言って、みんなを絶えず笑わせてくれた。

照史なんて笑いすぎて「くるしい~」言いながら泣いてた(笑)




久しぶりにこんな大勢で食事をして、本当に楽しい。

一人暮らしに慣れちゃって、みんなで食べる食事って、こんなにもうまかったんやなぁって思った。



おとんは食事中の延長線で片付けの時もずっと笑わせっぱなし。




しげの明るさは、お父さん譲りなんかもな。


にしても・・めっちゃ明るいなぁ(笑)

プリ小説オーディオドラマ