第35話

濱田side
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2018/05/03 13:40
ー「運動会!?」


しげと流星と神ちゃんと望の声が病室に響く。

あまりにも声が大きくて、しーっと口に指を当てると、4人が廊下の方見て焦って口をおさえた。

でもすぐに、「なにそれ!」と口々に聞いてくる。


濱田
しげと望と神ちゃんはさ、運動会ちゃんと参加したことないって言うてたから、関西ジュニアでやろうと思って。
競技とかもさ、みんなで出来るやつ、考えたから~
そう言うと、1番に目を輝かせてはしゃいだのはしげだった。
重岡
ほんまにやるん!?なぁ、いつ!?今はあかんよ!俺退院してからやで!
僕をじっと見て嬉しそうに尋ねてくるしげに、僕まで嬉しくなる。
濱田
6月やな、今年はちょうど何もないしな。
そう言うと4人とも嬉しそうにきゃぁきゃぁはしゃいでる。
濱田
で、これ仮のプログラムやねんけど、出たい競技、教えてほしいねん
そう言ってプログラム差し出した瞬間、破るんちゃうかくらいの勢いでプログラム奪われた。
重岡
え、リレーやんの?俺リレーやりたいなぁ
流星
俺は絶対玉入れやな。
神山
綱引きやりたい!
小瀧
えー、俺全部出たいねんけど
1枚のプログラム見るために4人がぎゅーっと引っ付きあって、ワイワイはしゃいでる。


そんな光景見て、心の底から嬉しかった。


企画して、ほんまよかったな。

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