第2話

第1話
30
2021/08/17 02:46
           私、蒼井  海音は  海魚高校に通う高校2年生。
普通が1番幸せになれる。そう思って生きてきた。




しかし、普通はこの夏海へ消えていった。










海音「行ってきま〜す!」



3人の待ち合わせ場所は、決まっていつも颯太の家。




海音「遅いよ!遅刻するよ〜!」




陽翔「俺ら、もう先に行くからな。」



颯太「ちょっと待ってよ!」



颯太と陽翔は私の小さい頃からの幼なじみ。
家も近く、小学校の頃から毎朝いつも一緒に登校している。




颯太「そういえば、もう夏休みだなー。」




海音「そうだね!」




私は、中学生の頃に颯太に恋をした。




海音「夏休み遊びに行かない?」




陽翔「いいね!」




海音「颯太はどう?」




颯太「うん!遊べるよ!」




そんな話をしていると、女子の集団がこちらにやって来た。




女子「おはよ〜!そうたくん♡」




とっさに私は逃げた。








キーンコーンカーンコーン。




私と陽翔は1組。颯太は3組…。




海音「ねー 陽翔!颯太と3人で一緒に帰らない?」




陽翔「ごめん。今日は 生徒会の仕事があって…。」




海音「そっか。じゃあ、頑張ってね!」




颯太と一緒に帰ろうと思って、教室を出ると
3組の方に女子の人だかりができて近づけなかった。




海音「また今日も1人…。」




綾乃「ねぇ、蒼井さん。私の颯太に馴れ馴れしく近づかないでくれる?笑」




海音「いや、でも…。」




女子A「颯太くんは綾乃のものでしょう?笑」




女子B「そうよ、あんたなんかが、馴れ馴れしくする権利ないでしょ?」




海音「あ、ごめん…。今度から気をつける。」




綾乃「分かればいいのよ、じゃあ。」




こんなの私は慣れている。小、中、高…。何でいつもこんなことされるのかなぁ…。

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