第6話

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31
2020/10/03 05:59


気づけば私は汗びっしょりになって 、息も上がっていた 。


you
you
ッはぁ … は … あ


落ち着こうと頭の中を整理する 。


you
you
あれ 、


そういえば ____


you
you
お兄ちゃん 、なんで死んだ?
































佐伯くんが6日遡った 。


そしてその翌日兄の訃報を知った 。


なら 。


私は兄が死ぬことを知っているはず 。


運命は 、〝 変えられるのか 〟……… ???


.






































そこでやった事は 、〝 砂時計の復元 〟


アロンアルファで 、1つ1つ硝子をくっ付けて 、


最後に砂を入れたら最後の1つをくっ付ける 。


すると光り出す砂時計 。


普通下に落ちるはずの砂は逆流して上に溜まっていく 。































日付は兄の訃報を聞いた前日になっていた 。


兄の部屋 。規則正しい寝息が聞こえる 。


万が一の為に砂時計を持ち出し 、ドアから出る 。


you
you
… 死ぬなよ 、



夜の闇に消える私の声 。


開け放った窓からは生温い風が吹く 。


網戸もなんもして居ない 。


まるで不審者にどうぞお入りくださいって言っているみたい


嫌な予感がして窓を閉め 、鍵をし 。


寝た 。







































結局兄は死ななかった 。


でも夜中 、


ッくそ …



と言う声が聞こえた 。


朝学校に行けば 、


涼
隈やば 。
涼
お兄さん生きてる?



直球で聞くよなこいつ …


you
you
うん 。
you
you
あ 、因みこれ 。
you
you
砂時計 、現物 。
涼
… お兄さんの?
you
you
うん 。
涼
… 重くない?これ 。
you
you
あ ~ うん 。
you
you
私にも分かんない 。
涼
そ 、
涼
………
涼
ね 、硝子厚くない?
you
you
… は?
涼
ほら 、厚みが違う
you
you
… そだね



ここで会話が切れる 。


性格上 、そう長くは話さない 。いつも 。


ワイヤレスイヤホンを付け 、


DECO*27さんの曲を再生する 。


Bluetoothが上手く繋がらなくて 、


スマホから ライアーダンス が再生される 。


この校舎は圧倒的にコンピュータ系が弱い 。ホントに 。


何故かそのまま流していると 、


佐伯 . .はリバーシブルキャンペーンを被せて流してくる 。


you
you
被せんな
涼
やだ



思ったより気楽に話せる奴である 。むかつく 。

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