んん!!
なら…
『国見はいなそうだけど、
萌美ちゃんは好きな人いるんじゃない!?』
国見「いなそうって…」
いや、だって…いなそうなもんはいなそうじゃん←
『で!萌美ちゃんは!?』
一之瀬「あなたちゃんです!!」
『いや!だから、なんでやねん!!』←
私、男とちゃうねんよ?
一応(?)女の子よ?
『ずばり!私の性別は!!』
一之瀬「女の子」
『うん、分かってるやん』←
えー…好きな人の意味、ちゃうねんけど…
というか、さっきから謎のエセ関西弁やん←
『男子ではいないん?』
ほら!国見とか?国見とか国見とか?←
だって、萌美ちゃんのあの顔は
恋する乙女の顔だった!!
一之瀬「……いない…かな」
えー!!なんですと!?
違うのかな?でも、私の勘が言っているんだ!!
もしかしたら、まだ心を開いてもらえてないのかも…
まだ出会って全然経ってないしね……
それに、第一印象最悪だったしね…(お互いに)
『そっかー…』
言ってもらえるまで待つしかないか…
一之瀬「今、1番好きなのは、
あなたちゃんだから!」
『萌美ちゃん……』
あ、ヤバい…地味に泣けてくる……
『私も萌美ちゃん大好きー!!』泣
一之瀬「え?え!?」
夏樹「萌美ちゃんだけずるい!!」←
萌美ちゃんが可愛い件について。
いつか、萌美ちゃんが私に話してくれたら
協力するからね!今はまだいいよ……
一之瀬「(だって、あなたちゃんには
敵わないから。それに、
あなたちゃんになら全然良いもん)」
なんて、萌美ちゃんが思っていたなんて、
まだ知らないまま。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!