地味に私の事、ディスったよね。
え、初対面でそれはないんじゃ……
イラッつくわー!!←
イライラするのをなんとか押さえ込んでいたら、
松川先輩が頭をポンと撫でてくれた。
『松川先輩ー!』
ギューッと飛びついて、抱きついた。
『ちょ!酷くないですか!?初対面ですよ!?』
う"ーと唸る私を松川先輩は撫でてくれる。
優しい……←
及川「あー!あなたちゃん!及川さんの
とこにも飛びついてくれて良いんだよ!?」
なんか、言い方が逢沢さんに似てる…←
いや、答えはもちろん、
『NOで』
花巻「ブフォ……(笑)」
松川「なんで英語なんだよ(笑)」
『なんとなくですかね!』
そう答えると、今度は花巻先輩も頭を撫でてくれた。
ただ、ぐしゃぐしゃと撫でてくるので、
『花巻先輩、私の身長が縮みます』←
花巻「おー…これ以上縮んだら
見えなくなりそうだな」
なんて返すから、
『むむっ!!聞き逃せませんね!』
と若干怒ったように言うと、
松川「まぁまぁ…小さい方が可愛いよ」
と言ってくれる松川先輩…すき……←
『松川先輩ー!』
更に強く抱きしめようと思ったら、
ジャージの襟元を掴まれ、グイッと後ろに引かれる
『う"ぇっ』
ちょっ、誰だよ!!って思って振り向けば、
さっきまで逢沢さんと話していた国見で…
『…痛いんですけど』
と言うと、
国見「松川さんに迷惑かけるな。」
なんて言う。
酷いじゃないか!
松川先輩は傷付いた脆い(?)私の心を
癒してくれたんだぞ!!
それと作者!なんで「脆い(?)」にするんだよ!
ちゃんと(?)脆いんだ!←
いや、「ちゃんと」ってなんだよ?!←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。