ークラス表確認後ー
『え、国見一緒だ。』
国見「4年連続か…記録更新だね。」
『これが腐れ縁というやつか……』
私たちは、1年6組。
さぁ、教室に…………って…
『教室どこ?あっち?』
国見「逆。」
『……ソウデスカ』
国見「相変わらず方向音痴だよね。」
『……反論出来ない……』
国見「ふっ……」
『わ、笑うな!!』
ーIN クラスー
ガラガラ
……大体、グループでまとまってる感じですか…?
はぁー……同じ中学校だった友達は皆
違うところに行ったし……
私、クラスぼっち………?
国見「何突っ立ってんの?」
あ、救世主……コイツがいた…!!
『いやぁ…なんでもないよ、国見くん!
さぁ、席に着こうじゃあないか!!』
やめて、
その「何言ってんのコイツ」みたいな目…
えーと、席はー………………
『は!?』
国見「何、いきなり叫んで…」
『いや、だって、………また!?』
国見「…今回ばかりは同じこと考えたけど…」
席まで前後です、はい。
何故!?
「お!国見にあなた!!同じクラスか!」
またまた聞き覚えの(以下略)
『見てよ、金田一!!また前後なの!!』
金田一「………まじか……お前ら………」
『……はぁー……』
国見「ねぇ、あなたに関しては、あからさまに
嫌そうにしないでくれないかな?」
『うん、悪気しかないんだ!!(ニコッ)』
国見「…………この、チビが。」
『それは禁句だ、コノヤロウ!!』
ゲシィッ
金田一「……………(オロオロ)」
国見「……良いの?クラスの第一印象……」
ハッ
うわぁ………クラスメイトの目が釘付けですか…
うん、もう良いや(諦めた←)
金田一「大丈夫だろ、引かれてない」
『そういう問題!?』
はぁー……とため息を零していると…
国見「あ、金田一」
金田一「なんだ?」
国見「放課後、あなたをバレー部に連行するから」
金田一「おぅ!!」
え、ついに「連行」になりましたか。
連れて行く…だったのに←
キーンコーンカーンコーン………
今日は入学式だから、
オリエンテーションのみで終了。
今のが授業終わりのチャイムだから………
よし、帰ろう!!←
グイッ
国見「何逃げようとしてるの?」
『なんの事だろうか、無気力くん!』
国見「金田一…」
金田一「はいはい」
『え、やだ、帰る……やだー!』
結局、担がれて体育館に運ばれました←
原作で、金田一は5組です!変更しました!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。