第14話

「暇な時間…」
35,485
2020/05/20 13:00
長い長い、待ち時間は

この毒舌国見野郎と話すのか…と、

地味にがっかりしていた。



何故かって?






国見は私を「小さい」とか、「チビ」とか

散々気にしてることをグサグサと

躊躇いもなく攻撃してくるんだよ!?

…………コノヤロウ……

題名がそうだからしょうがないって?

メタい発言はやめようか←




国見「……マネージャー……良かったの?」

ふと、話しかけてきた。

『何が…?』

国見「半ば無理矢理だったじゃん?」

『あー……ううん!大丈夫!
マネージャーやろうと思ってたから!』

国見「…なら良いんだけど。」

『何さ…急に素直になっちゃって。』

国見「……別に」

『私としては、岩泉先輩もいるしさ!
入って良かったと思ってるよ!!』

国見「ほんと、岩泉さんに懐いてるよな。」

『あったり前でしょ!?
あんなに優しいんだよ!?』

国見「まぁ……確かに。」

『あんなに優しくしてもらったことって、
そうそうないもん!!!!』

国見「……………」

『いや、可哀想なものを見る目、しないで!?』

………ほんと、失礼なやつ。









少し列が進んだ時に、

歩いてくる人にぶつかった。

?「あ、スミマセン」

『あ、いえ!こちらこそ!!』

ぶつかった人を見てみると、

めちゃくちゃ長身………。

なんだろう…私の勘が訴えている!

この人とまた、近い内に会うと。

金髪長身メガネくん。

よし、覚えた覚えた!

考えている間に、本人はもう去っているけど。








国見「何やってんの?」

国見はきっと、私の行動を見て言っているだろう。

まぁ、頭を抱えてればそうもなるわ。

『いやぁー!また、近い内に会う気がして。』

国見「……バレー部ってこと?」

『そうかも。……私の勘が言っているんだ!』

国見「…………」

だから、可哀想なものを見る目はやめんか!←

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