第160話

「慣れ」
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2020/08/20 07:02
国見side







『と、徹先輩…!ナイスです!!』

及川「うん!」








『は、はじめ先輩ッ!今の後一歩後ろに!』

岩泉「おう!」














『た、貴大先輩!!今の凄くいい感じです!』

花巻「おー!」










「「「(((いや、照れすぎ)))」」」









今、全員で思ったであろうことは、

今のあなたを見てすぐに分かる。




名前を呼ぶ時には突っかかって顔赤くしてるし、

若干モジモジしてる。

名前呼ぶのなんて、俺だけで良かったのに…

及川さんの所為だ…………















『あ、英ッ!はい!ドリンク!!』






でも、


国見「ありがと」





結果として、可愛い姿見れたから良いかな…
















国見「あ、ねぇ……」

俺があなたに話しかけようとした瞬間、

キィ…と扉が開いて、







「あなた、ちょっといい?」



あなたが呼ばれた。




『え、あ、うん!今行くね!京治くん!』






赤葦さんは"くん"付け、俺は呼び捨て。

嬉しいはずなのに、あなたが赤葦さんのことは

簡単に…当たり前だけど、慣れたように呼ぶから…

少し、少しだけ……いや、本当は物凄く……

胸が痛くなった。


















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