『よしッ!今日も1日練習しますよー!!』
「「「「おー!!」」」」
今日の担当する高校と言うと………
「やーっとあなたちゃんが来たね〜」
『相も変わらずその胡散臭い性格ですか、
トサカヘッドさん。』
黒尾「あれ?!なんか悪化してね?!」
『なんのことですか…』
黒尾「あなたちゃんって、
俺の事好きなんでしょ〜?」
『"嫌いじゃない"って言いました』←
"素直じゃないな〜"
なんて言うトサカヘッド←
十分素直じゃないですか。
「今日はよろしくね、あなた」
『研磨くん…!うん、頑張ります!』
黒尾「研磨との対応違いすぎだろ〜」
『研磨くんは黒尾せんぱ……んん"
トサカヘッドとは違いますもん』
黒尾「言い直す必要あった…?」
『ところで………あの………』
黒尾「あ、山本か?」
自己紹介の時に、名前は知ってるけど…
山本猛虎先輩。確か2年生だ。
潔子先輩繋がりで、
西谷先輩と田中先輩と仲良くなった人。
だけど……
『何故あんな隅にいるんですか…?』
端にいるのが好きなのかな…?
いや、でも!
見た目からしてクラスの中心にいそう!
黒尾「山本は……」
『話しかけに行ってきます!』
黒尾「え、あ、ちょ…」
『山本先輩!』
山本「!!」
『?』
話しかけた瞬間、プシューと顔から湯気を出し、
倒れた
『え、あ、え…………ちょッ黒尾先輩!!!!』
黒尾「あー…いつものことだ、うん。」
『え、………何か病気ですか…?』
黒尾「クッ……………いや、まぁ、そんな感じ……」
何故笑ったの、黒尾先輩←
黒尾「まぁ、放置しとけ」
そう言ったけど、流石に選手を倒れたまま放置って…
山本「んん………」
『あ、目覚めました?』
山本「!?」
『あー…ちょ、落ち着いて下さい!!
私、女子ですけど女子扱いとかされないので!』
いや、自分で言ってて悲しいけどッ!
研磨くんから聞いたら、
山本先輩は女子が好きらしい。
が、女子と話すと緊張しすぎてしまう…のだそう。
まぁ、ともかく私は女子じゃないことを伝えれば…
あれ?私は女子だよね?
………自分で訳分からなくなってきた……
『えー…まぁ、女子…?じゃないと思うので、
普通に後輩と話すみたいに話してやって下さい!』
日本語可笑しいけど、もう良いや!!←
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。