今、私と京治くん、謎の1人によって
長い沈黙が続けられている。
さぁて、ここに至るまでのあらすじと行こうか。
え?結論を先に言えって?
謎の1人、絶対分かってるでしょ←
「で、なんで赤葦さんがいるわけ?」
『ごめんね、それはこっちのセリフだよ国見くん』
京治くんがお泊まり…ということで、
なんとか1人になることを避けた今日。
何故また増えた。
1分前のこと──────────
『京治くん、遅いな…』
インターフォンが鳴り、出てもらってから
リビングに戻って来ない京治くん。
何かあったのかもしれない。
そう思った私は一応だ、一応…そう。一応。
念の為、防犯用で
家に置いてある金属バットを手に持った←
リビングのドアを開けて、
そろーりそろり…
『は』
間抜けな声を上げたのはすぐだった。
京治くんの後ろ姿が見えた…と思えば、
玄関にいる、恐らく…というより確実に
インターフォンを鳴らした輩。
「あ、あなた」
『えっと…?どちら様で?』
「は?」
『ごめんなさい』
あれ、さっきこのやり取りしたよ←
『で、国見クンは何故こんな時間に…?』
国見「その呼び方うざい」
『国見英くん』
国見「はぁ…」
なんだよ。
呆れた目でため息つかれてるけど、
そうしたいのはこっちだよ!?
『まぁ、せっかく2人来てくれたし、
パジャマパーティーでもしよっか!
国見も泊まってく?』
国見「泊まる」
『即答かよ』
赤葦「国見、親御さんに言ってないんじゃない?」
国見「大丈夫です」
赤葦「心配されちゃうよ?」
国見「あなたのところって言えば大丈夫なので」
赤葦「…へー」
え、なんか険悪?
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お久しぶりです!!
随分と長い間、お待たせ致しました!
アンケートの結果ですが、
11月末の時点で【音駒高校】がトップでしたので、
この作品が完結した後、
音駒’sストーリーを書かせて頂きます!!
アンケートに投票して下さった方、
コメントを下さった方、
本当にありがとうございます!
放置していたにも関わらず、
フォロー・お気に入りを外さないで居てくださった皆様
新規でフォローして下さった皆様。
支えになっております!
心より感謝申し上げます…。
本日こちらに続けてもう1話更新させて頂きます!
また長らく時間を開けてでも
更新は進め、完結まで導きたいと思っております。
どうか末永く宜しくお願い致します!
2022.2.25
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。