昨日はあの後、国見が家まで送ってくれた。
意外と紳士か…?
とか思ってたら、
「何かドジしでかさないように
監視してただけだから。」
と言われました。
いや、そこまで私は幼くないんだがな!←泣
ということで、今日は入学してからの2日目。
部活の朝練はないらしく、そのまま教室へ向かう。
『ふわぁぁ〜……』
と色気もない欠伸をしていると、前にいる人に衝突…
『す、すみません!!』
これには流石に目も覚めて、咄嗟に謝った。
「いえ、大丈夫で……す?」
振り返って言葉を発するのを見て、
『…………国見かよ』
と思ったが、口にまで出してしまった。
国見「人にぶつかっておいて、その態度〜?」
『…「すみません」って言いましたけども?』
いや、国見だと思わなかったから謝ったけど←
国見「……塩キャラメル」
『……1粒ね』
国見「1箱」
『ごめん、それはない』
しょうがないから、ポケットに私用に入れていた
塩キャラメルを2粒、国見に手渡した。
国見「……ありがと」
『味わって食べろよ』
国見「…もう食べちゃった」
『コノヤロウ』
国見「もう1個くれても良いんだよ?」
『誰がやるか!!』
ったく……あげなきゃ良かった…←
私の糖分補給用の塩キャラメル2粒を失うとは…
……まぁ、良いや。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。