第139話

「トゥンク…」←
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2020/07/29 15:38



国見「まぁ、あなたが辛辣なのはいつもですから」

及川「そうそう!それだけ及川さんに
気を許してるってことだからね〜!」

え、なんか……空気わるッ!!←

めっちゃ、黒尾先輩とバチバチしてる……

……対抗心あって良かった←

バレーのことでライバル視するのは良い事だし←






及川「あなたちゃんは青城のマネージャー
だからね〜?盗ろうだなんて、思わないでね?」

『(今日の夜ご飯何にしようかな〜…)』

黒尾「へー…その割には、
誰も名前で呼ばれてねぇじゃん?」

国見「別に、名前呼ばれたからって
仲良いわけじゃないですから。」

黒尾「おーおー…強気だねぇー」

『(カレーとかでも良いかもな…)』

国見「そんなんじゃないです。」

『今日の夕飯何が良いですかね…』

「「「は?」」」

『え?』















え…なんでこんなに

"このタイミングで言うか?バカなのかコイツ"

みたいな目で見られてるの!?









『え?え?…タイミングミスりました…?』

及川「これでもかと言うほど…」

『そ、それはすみません…』

黒尾「黒尾先輩優しいから
許してあげようじゃないか」

『あ、自分で言っちゃいますか…』

「菜の花のからしあえ食べたいな…」

『それって…あ、やっぱり。京治くん!』



後ろから、私の肩に乗るように

抱きついてきた京治くん。

好物変わってないんだな…なんて、

懐かしさも味わってます。











国見「…距離感ってものないわけ…?」

『国見が言える?』

いきなりどうしたんだよ…

いつも抱きついてきてるのはどこの誰だ←







赤葦「というか…"やっぱり"って?」

『あー…好物…でしょ?変わってないな〜って』

赤葦「覚えてたんだ…」

そう言ってはにかむように笑った京治くん。

なんか、大人っぽくなった気がしてたけど、

こういうところは本当に可愛い…………!!















『だって、前に好物話したでしょ〜?』

赤葦「俺も覚えてるよ」

『ほんと!?』









「『和菓子とショートケーキ』」

わっ…!ホントに覚えててくれてたッ!!

『えへへ…嬉しいな〜!ありがとう!』

赤葦「当たり前」

『…わぁ、めっちゃトキメキます』←

なんだよ、このイケメンッ!!

京治くんダントツでトップです!!

女の子扱いしてくれる上に優しい!!

優しい!!←

もう悪いとこナッシングです!!




















及川「なんか、及川さんたち
入れない空気なんだけど…」

黒尾「幼なじみって良いな…」

及川「クロちゃんは研磨がいるじゃんッ!
俺は岩ちゃんいるけどッ!!











………って、国見ちゃん…?どうかした?」








国見「ちょっと、気分悪いんで……
先に部屋戻って休憩しますね。」

及川「え、あ、うん……」

















国見──────────?

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