第109話

「お買い物」
19,734
2020/06/06 13:58


今日は、白鳥沢のみんなとお買い物。

青城メンバー全員とも行ったことないのに、

白鳥沢と行くのは若干違和感を感じるけど。

五色のご褒美だからね←










因みに、現在待ち合わせ場所に15分前に着いた

あなたちゃんですが……

というか、待ち合わせ場所って…寮の外というか、

学校の門なのだけれど……










「いーじゃん!行こーよ!」

「俺らと遊ぼうぜー!」

絶賛、ナンパされ中←←






というか、本当にナンパする人がいるんだ…

流石、東京!(合宿中です)





『いや、待ち合わせしてるので』

「えー?彼氏ー?」

『いえ、彼氏じゃないですけど、
貴方たちが見たら、速攻で怖がるような
長身男子たちが来ますよ?』

「極道とか?」笑

いや、笑い事じゃないと思いますけど←

というか、

『そろそろ引き下がってくれないと、
私もブチ切れますけど。
こう見えて私、力は男性と同じくらいですよ?』

握力とかじゃないけど、殴る力なら、

男子よりあるかもしれないし……←





「何言ってんのー…俺ら舐めすぎじゃね?」

因みに因みに!私1人に寄ってたかって、

4人ですから←

私の身長的に周りから見たら、

小さい子にカツアゲしてるー(棒)みたいに

見られてると思う←←

……自分で言ってて悲しくなるね←








「何してるの?」

私の背後から、声がした。

後ろを向くと、茶色いパッツン髪の、

会う度(というより、ほぼ初対面だけど)

憎まれ口を叩かれる、しらす先輩がいた←

白布「ねぇ、声に出てるけど」←

『あ"』









「兄ちゃんだけか??」笑

「さっき、このお嬢ちゃん
怖い人たちって言ってたけど」笑

白布「…は?いいから立ち去れよ」

白布先輩の黒いオーラがー……

白布「というか、その怖い人たち、
後ろから睨んでると思うけど」←






白布先輩が言った通り、

角度的にナンパ野郎は見えないけど(背後だから)

私たちには見える位置にいる先輩たち。

ナンパ野郎との身長差もすごいから、

威圧感が凄いっす←←






『ナンパ野郎共!後ろ見やがれ!!』

指をビシッと指して、

ナンパ野郎を後ろに振り向かせた瞬間。

ヒィッ…という、情けない声を上げ、

一目散に立ち去っていった。

こうなる前にやめとけば良かったのにね←










くるっと、私の横にいる白布先輩に向き直ると、

『白布先輩、助かりました!
ありがとうございます!』

白布「…小さい癖にナンパされるんだな」

"小さい"という単語に若干キレそうになったけど、

なんとか抑え、

『"小さい"は禁句ですから、しらす先輩』

白布「その"しらす先輩"はやめろ」

『白布先輩が私に突っかかって来る度に
言ってやるつもりですが』←

白布「…………」

こんな会話をしたり?

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