今日は、白鳥沢のみんなとお買い物。
青城メンバー全員とも行ったことないのに、
白鳥沢と行くのは若干違和感を感じるけど。
五色のご褒美だからね←
因みに、現在待ち合わせ場所に15分前に着いた
あなたちゃんですが……
というか、待ち合わせ場所って…寮の外というか、
学校の門なのだけれど……
「いーじゃん!行こーよ!」
「俺らと遊ぼうぜー!」
絶賛、ナンパされ中←←
というか、本当にナンパする人がいるんだ…
流石、東京!(合宿中です)
『いや、待ち合わせしてるので』
「えー?彼氏ー?」
『いえ、彼氏じゃないですけど、
貴方たちが見たら、速攻で怖がるような
長身男子たちが来ますよ?』
「極道とか?」笑
いや、笑い事じゃないと思いますけど←
というか、
『そろそろ引き下がってくれないと、
私もブチ切れますけど。
こう見えて私、力は男性と同じくらいですよ?』
握力とかじゃないけど、殴る力なら、
男子よりあるかもしれないし……←
「何言ってんのー…俺ら舐めすぎじゃね?」
因みに因みに!私1人に寄ってたかって、
4人ですから←
私の身長的に周りから見たら、
小さい子にカツアゲしてるー(棒)みたいに
見られてると思う←←
……自分で言ってて悲しくなるね←
「何してるの?」
私の背後から、声がした。
後ろを向くと、茶色いパッツン髪の、
会う度(というより、ほぼ初対面だけど)
憎まれ口を叩かれる、しらす先輩がいた←
白布「ねぇ、声に出てるけど」←
『あ"』
「兄ちゃんだけか??」笑
「さっき、このお嬢ちゃん
怖い人たちって言ってたけど」笑
白布「…は?いいから立ち去れよ」
白布先輩の黒いオーラがー……
白布「というか、その怖い人たち、
後ろから睨んでると思うけど」←
白布先輩が言った通り、
角度的にナンパ野郎は見えないけど(背後だから)
私たちには見える位置にいる先輩たち。
ナンパ野郎との身長差もすごいから、
威圧感が凄いっす←←
『ナンパ野郎共!後ろ見やがれ!!』
指をビシッと指して、
ナンパ野郎を後ろに振り向かせた瞬間。
ヒィッ…という、情けない声を上げ、
一目散に立ち去っていった。
こうなる前にやめとけば良かったのにね←
くるっと、私の横にいる白布先輩に向き直ると、
『白布先輩、助かりました!
ありがとうございます!』
白布「…小さい癖にナンパされるんだな」
"小さい"という単語に若干キレそうになったけど、
なんとか抑え、
『"小さい"は禁句ですから、しらす先輩』
白布「その"しらす先輩"はやめろ」
『白布先輩が私に突っかかって来る度に
言ってやるつもりですが』←
白布「…………」
こんな会話をしたり?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。