第167話

「来る合宿最終日②」
13,744
2020/09/04 07:49





『招ちゃん……』

私は久々に会った幼なじみとの別れを惜しんでいる。

『たまに連絡してね…』

福永「…週一でする」

『2日に1回でも良いよ…?』

黒尾「それは頻度多すぎだろ」←

『そうでもないですよ…
研磨くんとは毎日ゲームするつもりですもん。』

そう言った瞬間。

バッと一斉に研磨くんを見る皆さん。

ん、なんかデジャブ←














黒尾「研磨だけかよ〜」

『研磨くんの可愛さにやられたんで』←

黒尾「"可愛い"だってよ〜良かったな、研磨」

『?』

何やら"可愛い"に反応したらしい黒尾先輩。

そして、研磨くんは若干機嫌悪め。

何故だろうか…













「あ、あなたー!!!!」

『うわぁ!?』

何やらデカい生き物が乗りかかってきた。

『あ、いつぞやの巨人じゃないですか』←

「勉強教えてくれただろ!」

『はいはい……いつぞやのおバカさんでしたね』

「酷すぎる!!」

「るっせーぞ!リエーフ!!」

「痛いッ!!」

『あ、夜久先輩!』

「なんで夜久さんには返事すんだよ!!」

『夜久先輩が優しいからです』

夜久「そうか?」

『はい!!』

「いつまで名前付かないんだよ!!
夜久さんに呼ばれたし!!」←

『うるさいよ、リエーフ。作者の都合だよ』←

黒尾「ねぇ、メタい発言やめようぜ」

『「「はーい」」』

















『……大都会と宮城だし…
なかなか会えないと思いますけど…』

黒尾「なぁ、大都会って……普通に東京って…」

『うるさいですよ、いいところなんですけど』

まったく……人が最後の別れを告げると言うのに…








『今度、東京に遊びに行……行けたらいくので!
その時はバッチリ偵察しますからね!!』

夜久「偵察宣言されたな」

孤爪「クロ頑張れ」

黒尾「なんで他人事!?」

『連絡もしますから!研磨くんにも招ちゃんにも!
そして出来るなら夜久先輩のもLIMEが欲しい!』

夜久「良いぞ。研磨から送ってもらってくれ」

『はい!』

黒尾「俺は!?」←




















黒尾「あ、あと…すぐ会えると思うぞ」









『また合宿ですか?』

黒尾「違う違う」

『?』

















黒尾「そっちの文化祭で行くからな、俺ら」













『え、文化祭っていつですか』←

孤爪「把握してないんだ……」

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