第154話

「混乱」
14,834
2020/08/11 13:22




青城の勝利に終わったものの、

烏野との差は僅か2点。










まだまだ課題が沢山ある。












青城も、烏野も──────────



















『お疲れ様でしたー!』

テキパキと仕事をする私。

でも、私自身もまだ足りない。











『…………』

今まで、こんなに悩んだことなんてなかったな…

自分の思うままに行動して、サポートしてきたから…











メニューも少し、変えた方が良いのかも。

私の所為で、これ以上の成長が見られなくなったら…

烏野がどうしてそこまで強くなれたのか…





全部、自分で探らないといけない。

能力をもっと高く、身に付けて、

精一杯サポートするんだ…!















『後の2週間は絶対無駄にしないッ!!』

及川「何の話…?」

『いえ!こっちの話なので!!』














『皆さん!
何かしてほしいこととかありますか!?』

休憩時間に選手の体調管理はもちろん、

精神面のバランス維持も怠らない。

松川「………それって…」

及川「やめてまっつん!あなたちゃんは
そういうこと考えてないからッ!!」

『?……マッサージでもしますか?』

花巻「マッサージ……」

及川「マッキーッ!!!」

『今なら暴言を吐いても良いですよ!
ストレス発散です!サンドバッグになります!』

及川「やめて!?」













『国見!何か手伝うことない!?』

国見「塩キャラメル…」

『あ!なら取って……切れてるんだった…。
今から近くのコンビニに買い出し行ってきます!』

及川「行かなくていいからッ!!」






さっきから、何故か及川先輩に

突っ込まれてる気がする…←













サポートって、どうやるんだっけ……













今までどうやってたかな……














『檸檬ちゃん…』

逢沢「なに!?」

『癒しを選手に与えてあげたいんだけど…
どうしたら……あ、檸檬ちゃん自身が嫌しか』

逢沢「あなたちゃん壊れた!?」






















逢沢「(あなたちゃんが壊れたんですけど!
何したんですか!!及川先輩!!!)」

及川「(俺も分からないんだけど!?)」

逢沢「(役立たずですね!もう!)」

及川「(辛辣じゃない!?)」

逢沢「(……心配なんです……)」

及川「(…………)」

逢沢「(あなたちゃんの笑顔が
見れないと私、死んじゃうんです!!)」

及川「(何の心配!?!?)」←






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