「あ、ゴメンネ。俺、花巻貴大!
んで、こっちが松川一静!」
松川「マネージャー希望?」
希望…というか、強制というか……………
うーん………まぁ、
『はい、一応……』
花巻「ほんと面白いネ君」
『そうですかね…?』
松川「天然……?」
『んなっ!違いますよ!!』
国見「合ってますよ、先輩方。」
松川「お、及川の後輩くん」
国見「国見英です。」
花巻「そうそう!国見くん!
そっちの面白い君、名前は?」
『あ!忘れてました!!
…えと、小泉あなたです!』
国見「ほんと、「名は体を表す」って言葉の
語源になり得るやつですよ。」
『うるさいよ、国見!
私だってあと少しで150なんだから!!』
国見「いや、どやる要素ないんだけど…」
『というか、後ろで忘れ去られている
金田一が可哀想になってきた……』
国見「あ。」
『待って、せめてマシな反応してあげて!!』
金田一「良いんだ…ありがとう、あなた。
お前だけだ、覚えていてくれたのは。」
『でも、金田一って影薄いんだね←』
金田一「お前が濃いんだよ!!
つーか、俺の感謝返せ!!」
『あ、なんかゴメン←』
金田一「悪気ないのかよ……」
花巻「うん、天然なんだネ」
『だから、違いますって!!
岩泉先輩!フォローしてください!!』
岩泉「俺かよ……あーっと……天然…まぁ、
いいんじゃねぇーか?可愛いし」
『この天然タラシ!!フォローになってない!!』
花巻「初めて岩泉から「可愛い」って聞いたカモ」
松川「……俺も」
『ところで、私、マネージャーなれるんですか?』
花巻「ん?」
『マネージャーは募集していないって
聞いていたので』
松川「あー、それな。」
岩泉「色々問題あったんだよな…
まぁ、あなたなら大丈夫だと思うが…」
花巻「取り敢えずは仮入部ってことになるかな。
先生には伝えてある?」
『あ、まだです。
なにしろ、強制連行されたんで。』
金田一「……根に持つなよ…」
『金田一は良いとして、及川先輩と国見は許さん』
及川「俺も!?」
『当たり前です!』
国見「俺だけに罪を着せないで下さいよ」
『国見に対しての怒りがほとんどだけどね←』
国見「…………←」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。