困ってる時、急に
ダァンッという物音がした。
ビクッと肩を揺らすと、夏樹くんから私を
引き離すようにグイッと引っ張った国見がいた。
『え！？』
国見「いくらなんでも、近すぎない？」
それと同時に、ガラガラッとドアの開く音。
一斉にみんなでドアの方へと顔を向けると、
すごい血相をした、檸檬ちゃんがいた。
『れ、檸檬ちゃん！？』
檸檬「夏樹…何してんのさ」
夏樹「あれ？姉ちゃん来ちゃったの…？(汗)」
檸檬「あなたちゃんに手出すなって言ったよね？」
夏樹「……はい。」
『あ！いや、その…手は出されてな…/////』
檸檬「手出してからじゃ遅いの！
もう、夏樹は後で説教だから！」
夏樹「………はい。」
檸檬ちゃんの登場に先輩たちは一気に空気となった。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！