『別に…デートくらい良いじゃん……』
国見「は?」
『色々と侑先輩には助けてもらったし…』
国見「……でも、俺らでさえも苗字呼びなのに、
他校のヤツばっかり
名前で呼ぶのは気に入らない」
…確かに…
振り返ってみても、青城の人だと
檸檬ちゃんくらい。(男バレ)
『それは…でも、慣れちゃったし……』
国見「…変えればいいじゃん」
『なんでそこまで突っかかる!?
国見は私の親ですか!?お母さんですか!?』
過保護すぎるでしょ………。
"男の人と、遊びに出ちゃダメよ?"
とか言うようなお母さんかよ!?←
それに…
『第一、国見とだってデート(?)したじゃん』
「「「「「「は」」」」」」
『え?…ケーキ屋さんとかですよ?
逢引…というか、男女2人で
出かけるのがデートって
言うんじゃないんですか?』
及川「…まぁ、確かにね!!」
『それなら、岩泉先輩ともあるし、
招ちゃんもだし、京治くんもだし…
それに月島くんとも行ったよ?』
及川「………」
『及川さん…?』
及川「あなたちゃんの浮気者ーー!!!」
『は!?』
松川「お前ら、付き合ってたのか…?」
『んなわけありますか!!
流石に彼氏いたら他の人と
デートなんて行きませんからッ!(多分)』
花巻「かっこの中見えてるぞ〜」
『…兎に角!!デートの行く、
行かないは私の自由だと思うので!!
…国見は私のスマホ返せ!!』
国見「やだ」
『はー!?』
国見「俺のこと、名前で呼んだら良いよ」
『は!?』
及川「(国見ちゃん積極的…ッ!
及川さんも頑張らないとッ←)」
花松「「((キャー国見クンイケメーン(棒)))」」
国見「(…呼んでもらっても
行かせるつもりないけど)」
『(いきなり名前呼び…国見は国見じゃん!)』
休憩早々、事件です!!←(名前呼ぶだけ)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。