第119話

「思い浮かんだのは…」
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2020/06/16 07:22


白福「あれ〜?その様子だと…」

雀田「いるんじゃない〜??」

『いや、その……』

逢沢「は、白状しろー!!」

『檸檬ちゃんキャラ維持してぇええ!!』













『……その……初恋の人が浮かんだと言いますか…』













「「「初恋!?」」」

清水「いたんだね…」

『何年も前ですけどねー……それ以来いませんし』

ずっと、片思いだったからなー……

白福「えー?誰だれ!?」

『そこまでは…!!』

雀田「えー?逃げるのー?」

『逃げる逃げないじゃないですからっ!
………飲み物でも買ってきます!!!』
















はぁ…と息を着き、

自販機のボタンを押す。

実は、ここの自販機!

私の好きな紅茶が売っているのだー!!

テッテレーー!!!!






……1人で言ってても寂しいな、おい←










『好きな人……か………』

檸檬ちゃんは分からないけど、

萌美ちゃんは国見だし。

及川先輩は、まぁ………色々?だし、

京治くんはどうなんだろう…………



今も気になるのは、好きだから…なの?













「…何してるの?」








自販機のピピッていう音と共に、

声がかけられた。





『国見………ちょっと、飲み物を?』











国見「"好きな人"ってやつは?」

『聞いてたの!?』

国見「丁度」

『そっかー……』

国見「で?」

誤魔化せたと思ったのに←








『昔、好きな人いたんだけど、
今はどうなのかなーって…思ってたり?』

国見「ふーん……」

『自分から聞いたのに興味なさげー』

国見「いたんだ、好きな人」

『うん、まぁ、それなりに?』

国見「何人」

『え、ひ、1人……だけど?』

国見「へー」

『……………』

いや、ごめんよ国見………

今の"へー"がめちゃくちゃ怖い←←

『えと、く、国見は?』

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