第59話

「またもや不機嫌国見ちゃん」
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2020/05/23 03:00
今日もまた、1日が始まる。

教室の扉を開けた私は、席に着こうと足を進める。

が、これもまた防がれる。

「あなたちゃ〜ん!」

ダッと、かけてくる檸檬ちゃ…………ん?









『あれ?夏樹くん?』

夏樹「え!?よく分かったね…」

ちょっと残念そうに言う彼は、檸檬ちゃんの弟。

また今日も檸檬ちゃんに内緒で来たのだろうか…

というか、学校はないのだろうか…いや、あるよな?

『檸檬ちゃんは…?』

夏樹「あー…俺と変わってる」

『え!?じゃあ檸檬ちゃんが夏樹くんの学校?』

夏樹「そういうこと!」

ほぉー……檸檬ちゃんに会えないのは残念だけど、

夏樹くんと話せるから良いかな!

檸檬ちゃんについても聞きたいことあるし!←

『じゃあ、バレないようにしないとねー』

夏樹「ねー」

お互いで言い合ったけど、夏樹くんの可愛さに

一瞬殺られそうになった……←

やっぱり、檸檬ちゃんと似て、美形だな…←

夏樹「今日は体育ないから、
部活行くまでバレない自身はあるよ!」

「どやぁ」という効果音が付きそうなほど、

可愛いドヤ顔だった…←

いや、さっきから私大丈夫か?

「あなた…」

夏樹くんと話してたら、後ろから呼ばれた。

『どしたー?国見』

国見「いや……その……」

『?』

口ごもってる国見さん。

何だろか……

国見「…やっぱりなんでも…」

夏樹「ぶはっ…」笑

何故かいきなり笑い始めた夏樹くん。

いや、バレるよ?←

国見「…もしかして、弟のほう?」

ほらー!!

というか、名前覚えてないのかよ!

国見「需要性がない」

『いや、心読まないで!?』

国見・夏樹「「顔に出てる。」」

『え"』

2人に同時に言われると……ダメージが………泣

そんなに顔にでやすいかなー……

夏樹「今、"そんなに顔にでやすいかな"でしょ」

『う"』

夏樹「表情にすぐ出て素直だね」

『出ないようにしたい』←

夏樹「良いじゃん、可愛いよ?」

『っ!?……………いや!だから!!』

夏樹「"すぐに可愛いって言わないで"って?」

『!?…なんでそんなに分かるの!!!
ポーカーフェイス目指そうかな……』

夏樹「ポーカーフェイス……!!」笑

『ちょっ!笑いすぎ!!』

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