第44話

「いやいや…態度、どうにかしよ?」
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2020/05/22 04:00
及川「仕事は、あなたちゃんから聞いてね」

え、また私ですか←

「あの、そのあなたさんって…?」

及川「ん?この子」

そう言って私を指差す及川先輩は置いておき、

その瞬間に私を睨む力を強めたその子。

いや、私、何かしましたかね?

と思ったのもつかの間。

「……名前呼びなんですね……」

ボソッと声に出したその子の睨む力は強さを更に増し

私にまで怖い、と思わせた。

及川「あなたちゃんは
中学の時から名前呼びだからね〜」

なんて呑気に言う及川先輩。

いや、空気の重さに気付いてください!←

それに、ずっと無言の国見は何なんだよ!!←

『…あ、えと…仕事教えるね…?』

納得いかなそうに、「……はい」と答えたその子に、

『あの、名前…聞いていいかな?』

と聞くと、

「なんで小泉さんに教えなきゃいけないの?」

と答える。

あれ、私……いつ苗字教えたっけ……

というか、流石に生意気じゃない?

『……名前、教えてくれないと、呼ぶ時困るでしょ?』

と黒さを含んだ笑顔で返答した私の圧力に

怖気てか、1歩下がった女の子。

あぁ、こんな口を聞いてきたのも、

及川先輩と国見が先に体育館に入って行ったからか。

なんて思った。

檸檬ちゃんは、先にタオルの用意してくれてるけど。

すると、ボソッと

一之瀬いちのせ 萌美もえみ…」

『一之瀬さん、スポドリの作り方教えるね』

一之瀬「いや、必要ない。」

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