『えーと……………』
こんにちは。小泉あなたでございます←
実は私、窮地に立たされております←
事は1時間前──────────
逢沢「えぇ!?今なんて!!」
及川「青城と、烏野が練習試合だってさー…」
『じゃあ、今日だけはライバルですね』
国見「あなたは青城でしょ?」
『いや!烏野担当なのでね〜…応援はします』
国見「ふーん…」
ということで!
見るからに今も不機嫌な国見に捕まっています←
『あの…国見さん?離しませんか?』
国見「ヤダ…」
余計にぎゅっと抱きついてきた←
逆効果だったか……チッ……←←
『塩キャラメルあげるから〜』
国見「俺をなんだと思ってるの…」
『え?塩キャラメル信者』
国見「あなたの方が大事だもん」
『え』
なんて言った??
『は、え?今日ってデレ日??デレ日なの?』
国見「………」
『もう1回言って!!』
国見「…言わない」
くそぅ!!録音しておけば良かった!!←←
『仕方ないなー…』
後ろからギューッとされていたので、
お腹辺りにあった国見の腕に、自分の手を重ねて、
国見の方を振り返って、ギュッと抱きしめ返した。
国見「え、は??」
『ん。頑張れ』
それだけ言って、国見の腕の力が抜けたので、
それを見て抜け出した。
及川「国見ちゃんズルい!!
及川さんも後でやってもらう!!」
国見「……………」
岩泉「及川、今は言ってやるな。何も聞いてねぇ」
松川「顔真っ赤にして呆然としてるな…」
花巻「あなたも罪だよなー…」
金田一「………」←どうしたらいいか分からない
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!