『え、待って!?ほんと!?』
逢沢「ほんとほんと!!」
『や、や…!』
『やったー…!!!』
何故私がこんなに喜んでいるのか。
それは、白鳥沢のマネ業の手伝いが決定したからだ!
国見「あなた、白鳥沢の方に行くんだ…」
『何なに〜?デレ期くにみん寂しいの〜??』
ニヤニヤ聞いたのが間違いだったか…
国見「何言ってんの、別にチビ1人いないくらい
寂しくないんだけど。
むしろ静かになって、有難いくらいだけど。」
『…………』←
今までの可愛いデレ期はどこに行ったんだろう…
アレかな…?
反抗期と一緒で、すぐに消えちゃう系?
それとも、今まさに反抗期なのかな??
うん、地味に寂しい………←
『白鳥沢の皆さん!今日は宜しくお願いします!』
天童「あなたチャンがマネなのネ」
『そうですよ〜…覚先輩はーと(棒)』
天童「うわー…驚くくらい棒読みだネー」
『覚先輩はーと…もですよ〜?』
「いや、この会話何…」
『あ、瀬見先輩』
瀬見「何その"覚先輩はーと"って…」
『覚先輩はーとが、そう呼んでって…』
天童「ンー…ちょっと違うケド…
"覚先輩♡"っていう可愛さを求めてた」
『あ、私に可愛さを求めないで下さい』←
瀬見「十分可愛いと思うけど…」
『瀬見先輩…!好きです!!』←←
天童「あらら?」
『えーっと!改めまして、宜しくお願いします!
青葉城西高校1年マネージャー、
小泉あなたです。精一杯頑張りますので、
何でも頼んじゃって下さい!!』
「ふーん…ドジそうだけど…」
『んん??…失礼な発言しましたね?
白布先輩…!しらす先輩って呼びますよ』
白布「いや、それは素直にやめて」
『私はドジじゃないので!!』
天童「迷子になったケドネ」←
『覚先輩、意地悪です』←
なんだか、初対面な気がしない…
というより、バカにされてない…!?
あー…!イラつく!!
今休憩らしいし、1回良いよね…
良いよね!?←←
『牛島先輩、ちょっとボール使って良いですか』
牛島「良いけど、何するんだ?」
『このイライラを打ち消すんです』←
牛島「…ボールでか??」
あ、天然炸裂中か←
白布「ボール触っても自分に落ちるだけじゃないの」
『いや、失礼極まりないですね』←
人は見た目に寄らないんです!!←
『白布先輩、ボール出して貰って良いですか』
白布「良いけど…」
『あ、ネットギリギリの高めで』
白布「届くの?」
『舐めないでください』←
白布「ん。」
ポンっとボールが出されると共に、
助走し、跳ぶ……
タンタンタタンッ!!
『っ!!』
バシンッ…………テンテンテン……コロコロ…
『はっ……白布先輩!ピッタリでした!
ありがとうございます!スッキリです!』
白布「え…あ、うん…?」
瀬見「いや……」
天童「オンナノコでもそんな威力……」
牛島「……マネージャーなのか……」
牛島「白鳥沢に来ないか…」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。