第72話

「え、嘘でしょ!?」
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2020/07/29 08:49
そう言えば…

『ここって、梟谷学園ですか…?』

一応、合宿場かどうかの確認はしないと。

「そうよ〜…大分話せるようになったから、
そろそろ水分取りましょうか…」

『すみません…ありがとうございます。』

「いえいえー」

梟谷の先生…なのかな?

見たところ、保健室っぽいし……

「私が気になる?」

『え、あ、はい!!』

また顔に出てたのかな…恥ずかしい……

「多分、思った通りよ。梟谷の保健室の先生。
貴方の先生ではないから、
名前で呼んでくれて良いわよ!色々話したいし」

はぁー…こんな先生が青城うちに欲しい…

ん?でも色々ってなんだろ…………

「で、彼氏はいるの?」

水分を補給してる時に言われたコレにより、

私は吹き出した……←

『へ、はっ、何言って…!?』

いや、ほんとに何言ってるんですか←

「えー…貴方を運んで来た岩泉くん?とか言う子?
それとも、色気の凄いお2人のどちらか?
それとも、あのイケメンくんかしら…?
らっきょヘッドの可愛い感じの子に、
無気力系の男の子かしら…?
あーでもでも!
目つきは鋭いけど、優しそうな雰囲気の子?
ちょっとチャラめの子かしら…?
あと、優しいオカン系の子もいたわよね…」

『え、えっと…』

結局、青城の全員かよ!!

てか、金田一はらっきょヘッド……←

というか、え!?

『私って、岩泉先輩に
運ばれて来たんですか!?』

ちょっ……嘘でしょ!?

やだー!!絶対重かった!!←

「あらあら〜…その岩泉先輩って子が彼氏〜?」

『違います!!そもそも彼氏いませんから!!』

「じゃあ、想い人かしら?」

『想い人というか…岩泉先輩は憧れの先輩です。』

「そっかー…まだ恋はしてないみたいね。」

『初恋は済ませてますよ?』

「なんか、それも憧れで
ちゃんとした恋はしたことないんじゃない?」

『……そうですかね…』

初恋…じゃなかったのかな……

憧れか……どうだったんだろう……

まぁ、確かに……そうだったかも…

小学生の時だったしね……うん。












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