瀬見「それなら俺らも戻るから、部屋まで送るな」
『えぇ!?大丈夫ですよ!?』
川西「そうだな、女の子だし」
……"女の子だし"………"女の子だし"……
嬉しすぎて脳内でループしております。←
はっ!!
『いや!心配いりません!!
こう見えて(?)私強いんで!!』
白布「確かにナンパされた時のは勇ましかったな…」
『そうなんです!普段女子に思われませんから!』
天童「ダカラ、不意打ちに弱いんダネー」
『ですです!!』
五色「?」
何やら五色は首を傾げて何かを考えてる模様。
『どうした?五色……って、うわぁ!?』
いきなり目の前まで歩いて来たと思ったら、
ヒョイッと軽々私を持ち上げた。
『へ、は?…………ちょっ!下ろして!?』
五色「やっぱり、女子だ。軽い…」
『分かったから!!下ろして!!高いの怖い!』
若干涙目で言うと、渋々下ろした五色……
『いきなりなんだよもう……』
五色「女子に見られないって言うから?」
『そういう意味じゃない!!』
牛島先輩と言い、五色と言い…
『白鳥沢って、天然多すぎですから!!もうヤダ!』
私のこの叫び声は、結構遠くまで響いていたそう。
『ここで大丈夫です!!』
部屋の少し手前にある、自販機のところまで来て言う
瀬見「そうか?」
『はい!ありがとうございます!
……自主練も程々にですよ?お疲れ様です』
牛島「………付き合ってくれ」
『…?……どこにですか?』
天童「エ……若利クン、どういう意味??」
五色「え!?牛島さん!?」
白布「……!?」
牛島「バレー出来るんだろ?練習付き合ってくれ」
『分かりました!!いつでも言って下さいね!』
白鳥沢の皆さんのこともよく知れたし、
結果オーライかな!!
瀬見「(告白したのかと思った……)」
川西「(あなたも大概天然だな…)」
天童「(アノ台詞で動揺シナイノモドウナノカ)」
白布「(牛島さんに先越されたかと……)」
五色「(びっくりした……!!)」
大平「(誤解招くな……)」
山形「(何気に俺の台詞少なくないか!?)」←
山形くん、ごめんなさい←←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。