第64話

「キューピットのお通りだー！」

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2020/05/24 02:00

uuum……キューピットって、

具体的に何したら良いんだろ……。

好きなタイプを聞き出したりとか？

うん、それ以外思いつかんわ←

『ねーねー国見ー』

国見「？」

『国見の好きなタイプって？』

国見「いきなり何…」

『え、いやぁー…なんとなく？』

流石にここで、萌美ちゃんとくっつけたいから

なんて言えんがな！！←

国見「…別にないけど」

『えー…』

意味のない行動になってしまった…

ならば！！

『萌美ちゃんは！？』

ここで萌美ちゃんが告白紛いな事をすれば、

国見も少なからず意識をするはず！！

一之瀬「え！？私…！？……そ、それはもちろん！」

お！！言うか！？

















一之瀬「あなたちゃん！！」






『ん？？』

え、どういうことだ？

想像の斜め上を突破したぞ？

『いやいや…友達としてじゃなく、恋愛的に…』

一之瀬「え？あなたちゃん」

ダメだ……←
 
どう頑張っても想像のようにはいきそうもない。

キューピット失格か！←元々なってない


















国見「じゃあ、逆にあなたはいるの？」

は？

『え、私…』

夏樹「あ！それは私も気になる！！」

えー…

『いる…けど……』

「「「！！！」」」

『何さ、その反応は……』

失礼じゃない？

ねぇ、みんなしてさ！！

『岩泉先輩みたいに、優しい人が良い！！
    んで、飛雄みたいにちょっと可愛気のある』

ん？なんで国見はそんなに死んだ目を？

国見「結局、岩泉先輩……」

あぁ、そういうことか！

『いや、誰だって
あの優しさにはキュンとくるって！』

夏樹「えー？俺には？」

いや、普通に"俺"言うとるやんけ←

『ｺﾞﾎﾝｯ…檸檬ちゃんは女の子でしょ？』圧

夏樹「あ、はい。」←

うん、なんだこの雰囲気は…

第1回、キューピット作戦、失敗に終わる…←

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第65話「萌美ちゃんの好きな人」

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コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。