自分でも鬱陶しいくらいに感じる顔の熱さ
そう言って、
わたしの顔を覗き込んでおでこに手を当ててくるものだから、
余計に赤くなっていくのが分かる。
好きだと自覚しただけで、
こんなにも変わってしまうのだろうか。
、、、、
そう言って、
何か察したような顔をして、
、
そう言って私の手を強く握ってくるものだから、
いちいち恥ずかしくなってしまう。
しばらく彼が運転する車に乗せられ、
マンションについて彼の部屋まで手を引かれると、
そう言って勢いドアを開ける。
そこに広げられていた光景は、
2人の男の子が焼肉をほとんど平らげている光景だった。
そう言って、
紫耀くんが手を引いてくれている時に、
誰かが私のを見ていたことは知らずにいた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!