第5話

♡3
590
2019/05/03 02:46
あなた
あなた
あっ、いえっ、大丈夫です.........。










、、、、









永瀬廉
永瀬廉
お名前、なんて言うんですか?
あなた
あなた
あなたです、川崎あなた。
永瀬廉
永瀬廉
いい名前ですね、
永瀬廉
永瀬廉
俺、永瀬廉、
廉って読んで。
あなた
あなた
よろしく、れん。
初めてあった人に呼び捨てなんてって、しかもいきなりタメ口で言っちゃったことにすぐ後悔した。




でも、これは彼の雰囲気というか、仲良くしようね、




みたいな、彼なりの優しさなのかもしれない。









、、、、









永瀬廉
永瀬廉
あなたって読んでもええ?
あなた
あなた
うん、
永瀬廉
永瀬廉
仲良くしような。
彼はそう言って、









どこか悲しそうな、儚そうな顔をして、









微笑んだ。









あなた
あなた
うん、
人とコミュニケーションを取るのが苦手な私にとって、




いつもなら早く部屋に戻ろうとするが、




この時の私は、




彼のことをもっと知りたい、




もっと一緒に居たいって




何となく思った。




これも、




彼の魅力のひとつなんだと実感した。




















その日は、彼とたくさん話して、




同じ大学だったこと、同い年だったこと、




新しい発見がたくさんあった。

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