あの後、無事退院した私は有馬さんに新しいピアスを作ってもらった。
でもこれ以上強くなると、作るのも難しくなってくるらしい…
そして今日はろくろと2人で海に来ている。
決して泳ぎに来た訳じゃなくて、今日は石鏡悠斗
私の弟の討伐作戦の日
その合流場所がこの海だった。
十二天将のみんなと合流すると、禍野に入る。
優斗…
十年ぶりの再会がこんな形になるなんて夢にも思わなかったよ
ドォォン!
次の瞬間、十二天将達が突然現れた結界の中に閉じ込められて、そのまま遠くへ飛ばされた。
私とろくろ、と十二天将は別々にされたんだ。
よかった…
そう思ったのもつかの間
優斗がろくろを蹴り飛ばし、50メートル先まで飛ばされた。
私のすぐ後ろに優斗が来て、間一髪蹴りを避けた。
呪符が目の前で爆発する。
結界を施して、ギリギリセーフ…
ろくろが叫びながら優斗に裂空魔弾で攻撃をした。
でも、優斗は無傷で立っていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!